「恐れていること」が教えてくれること

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先日、親友が誕生日を祝ってくれました。20年来の女友達です。

「前はさ、なんていうかさ、自分が幸せになってはいけないって、思ってたんだよね」

と言うと

「あのさあ、それ、自分の子どもが言ったら、なんて言う?」

と聞かれ

「何言ってんの?いいに決まってるじゃん、って言うと思う」

と、答えていました。

ハッ、とさせられました。

……

いろいろあって、子供の頃は、友達が一人もいなかったりしたので

自分の話はしない
聞き役に徹する
相手を喜ばせる

10代は
そんなことばかり研究してきました。

だからか、接客業についたときには、
即、売上ナンバーワン。

その後に経験した、銀座のホステスも

まさに、天職でした。

今では、そのことを教えたり
本を書いたりするのが仕事です。

なので
どんな苦しみにも

ケガの功名?

みたいなものって
あると思っています。

とはいえ、
むやみに怪我をしにいく

みたいなクセがついたことは

必要以上に、
自分を苦しめたようにも思います。

けど、
器用じゃないから

ゴンゴン、音を立てて
壁にぶつかりながら

程度を知るしか
なかっただけなんですが。

……

とはいえ

今では
このような場所で

自分の話をするようになりました。

自己満足の域を出ない
話ばかりだと思って

気楽に書いています。

自分の話の中でも
自分がどんなに幸せか

なんていう話は

最も、誰の役にも立たない話だと思いますが

それも、
書いています。

自分のことを話すことを
恐れてきたなら、

恐れていたことを
やってみよう

そんな思いつきで
「実験」的に

書くようにしてみたのです。

うまく言えないのですが
発見、がありました。

自分が、
自分を祝福していない

そのことに、
自分が怒っていた

いや、
ずっとずっと怒り続けてきたことに

気がついたのです。

自分を殺しながら生きてきた

そのことに

ずっと、
悲しんでいたことに

気がついたのです。

自分を怒らせ
自分を苦しめてきたのは
自分だったのだと

気がついたのです。

……

どこかに敵がいると思って
戦ってきたかもしれません。

わたしはいつも攻撃的で
その攻撃性を隠すように

人あたりのよさそうな
「着ぐるみ」をきて

生きてきたように思います。

その着ぐるみの中は

暑くて
息苦しくて

けれど
その苦しさに耐えることが

自己表現、のように
自己実現、のように

勘違いしていたように思います。

まさに
自作自演の、悲劇のヒロイン、です。

いや、男性のように生きようとしてきたから、悲劇のヒーロー、かな。

自分の強さを証明しようと
自分に無理難題を押し付け

それをクリアする自分をみて

満足げ、だったかもしれません。

しかしそこにも

ケガの功名、は、あって

「やれば、できる。」
「やれば、なんとかなる」

という
自負をもらいました。

今となっては
定かではありませんが

「幸せになって、見返してやる」的な

反骨精神もあったかもしれません。

幸せな今の私は、というと

見返す?って
なんのことですか?

と、トボけた平和主義者に

いや、
なんの主義もあったもんじゃない
フヌケになってしまいましたが 笑

それが、なんとも言えない
初めて味わわせてもらった

幸福感、だったりします。

おかげさまで

悲劇のヒロインは、
喜劇のヒロインに、

いや、

もう何の役も演じない

「だたのわたし」

に、気づけば、「お役返上」していました。

その気楽なことたるや、

何かにつけて、ずっと「余裕だよ」と
パートナーが言ってくれていた意味が

やっと、よくわかった気がしています。

耳から聞こえていることが
心で聴けるようになるのには

思わぬ時間がかかってしまいました。

私が
面倒くさい人間
手間がかかる人間、なだけかもしれませんが。

……

戦うからこそ
戦いの無意味を知り

抗うからこそ
その不必要に至る

のかな、などと思います。

なんでも、
やってみて
気がつく。

私は、賢くないので
そうやって、

経験に教えてもらう方法しか
知らないだけ、なのですが

あなたは、どうですか?

恐れていたことを
あえて、やってみる。

やらずにきたことを
あえて、やってみる。

自分には似合わないと思っていたものを
身につけてみる。

人を頼らずにきたなら
人に頼ってみる。

もしくは、

ずっとし続けてきたことを
すっぱりやめてみる。

人それぞれ、

何をやらずにきたのか
何をやってみるか
何をやめるか

は、違うものと思いますが

別に、チャレンジ?とか
意気込みが必要な感じじゃなくて

(そんな感じでもいいかもだけど)

それこそ
「実験的」に。

なんとなく
「ノリ」で。

ひょいっと、プールに飛び込むように。

「なにいってんの?いいに決まってるじゃん」

的な発見とか

「なーんだ」

的な感じで

握りしめてきたものが

いかに「実態のないもの」だったか
いかに「無意味なもの」だったか

という

「収穫がある」かも、しれません。

なんもないかもしれないけど。

そもそも、
何にもないところに生まれたんだから

いろんなものを捨てて
「無垢になる」っていうのが

もしかしたら
わたしたちの望みなのかな、なんて

まとまったことを言いたくなったので

そろそろ寝るとします。

あなたの
「やらずに恐れてきたこと」は
何ですか?

……..

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