人それぞれ、といいますが、あなたは「どのくらい」「人それぞれ」を許容しているでしょうか。
先日、タクシーに乗っていて
外を見ると、知っている人が、道端でタクシーを待っていました。
その人は、デザイナーで
某クライアントの仕事で、ご一緒した人です。
超売れっ子で、
テレビ、雑誌などにもバンバン出ている
今をときめく
有名デザイナーです。
その方と、
ご一緒するなかで
悪く言えば「高飛車」な
態度を目にしたこともありました。
良く言えば
「主張がはっきりとしている」
とも言えます。
わたしは、
「そーゆー人なのね」としか人を見ないので
(好きな人以外には冷めているので)
どちらとも
どうとも思わないのですが。
……
他人にどう見られようと
自分の「スタンス」で生き抜くということ。
それが、
その人の「価値」を生んでいるのだと
思いました。
「自分のスタンス」で生きるということは
「自分を大切にする」ということ。
それが、
だれに、
どう見えるものであっても。
著名な人になればなるほど
いろんなことを言われることだろうと思います。
ギャラリーが増えるほど
やんややんや、の声は大きくなるもの。
アイドルだって
人気が出れば、ストーカーも増えるもの。
自然なこと、です。
そんなものは
「他人」のこと。
「外野」のこと。
「自分のスタンス」で
「自分を大切に」し続けることができるのかどうか。
あなたが、
あなたを大切にできるのかどうか。
あなたが、
あなたに「存在価値」を見出しているのかどうか。
それが、
おそらく
「あなたから見える世界」を創っているのだろうと
思うのです。
……
とはいえ、
そのクライアントは、
とても困惑していました。
とはいえ、
デザイナーさんは、
自分の仕事を完うしていました。
という、双方の
「現実」はありますが、
それぞれに
「自分のスタンス」をどれだけ守ってやれたか
「相手のスタンス」をどれだけそのまま許容できたか。
それが
「結果」をつくっていました。
このプロジェクトは
今も成長し続けています。
……
余談になるかもしれませんが
わたしもこの13年で
2800店舗のコンサルティングをしてきて
仕事でも
仕事以外でも
「命を預けた相手」に、
すべてを預けられないなら
「良い結果」は得られないもの
だと確信しています。
誰かと誰かの
「折衷案」では
「中途半端な結果」しか、得られないものです。
だから、
わたしも
本を書くときなどは、
編集者に、すべて、任せます。
わたしはひたすら「素材」になり
書くだけです。
切り口も、味付けも
「調理」はすべて、専門家にお任せです。
そのほうが、絶対に、うまくいくから。
私生活も
パートナーに、すべて、お任せ、です。
そのほうが、絶対に、うまくいくから。
「命を預けた相手」には
すべてを預けること、なのです。
案を出すのではなく
望みを伝えて、あとは全部、お任せする。
これが、うまくいくコツ
だと確信しています。
……
そういえば、
わたしも
「私に任せられないなら、私に頼む意味がないので、辞めますよ」
くらいのことを言います。
今、気がつきましたが
わたしもあのデザイナーさんと同じことを
言ってきたことに気がつきました。笑
他人からは、
どう思われてきたかわかりませんが
わたしは、
この仕事の仕方で
この生き方で
離れた人もいますが、
「欲しい結果」を出してきました。
「満足」しています。
あなたは、どうですか?
「自分のスタンス」を貫くことは
誰にどう思われるかは、
わかりませんが
「自分のスタンス」を守ることは
自分を満足に導きます。
『自己満足』。
この言葉は、
良くないニュアンスに感じてしまうのは
世の中の「しくみ」が
わたしたちを、
都合よく支配するための洗脳によるものです。
文字通り
「人、それぞれ」
なのです。
あなたが、満足できなければ
あなたが、あなたのスタンスを守ってやらなければ。
人から、どう思われても。
人から、どうとも思われなくても。
そのために、
信じたならば、
すべてを預け
預けてもらったならば
できないと思っていたようなことでも
勝手に体が動いてしまう。
そういうスタンスの人同士が
交わりあったとき
不可能が可能になり
見えなかった景色が見えるようになる
のだと思います。
どんな人だって
一人では、何も、創れない。
けど、人、それぞれ。
その「スタンス」を
まるごと信じあえる人との出会いが
全力を尽くそうと思わなくても
気がつけば、全力を尽くさせてくれる。
結果として、
できなかったものまで
できてしまっていた、
不可能が、
可能になってしまっていた
ってことになるのだと思うから。
これからもそれを、
実験し続けていきたいと
思っています。
あなたは
あなたのスタンスを、何より大切に。
外野はいろいろ言うから。
あなたの思いを
あなたの生き方を
大切にして。
決めたなら、すべてを預けて。
預かったなら、勝手に走り出せるから。
写真は、
おとといの仕事。
ファッションのお店の
店頭のディスプレイ。
それぞれの魅力を見せたくて
全部、置いてみました。
……
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