たまには、本の宣伝でもしようかと撮ってみました(写真)。売れる販売員とダメ販売員の習慣。絶賛発売中♡
さておきまして、
ふと思い出したんですが、私、バイクに轢かれたことがありまして
交差点の端から端まで、7メートルくらい飛んだんです。
あれは、忘れもしない
中2の夏休み。
ソフトボールの部活が休みの日でした。
(ちなみに左利きなので、ポジションは2番ファーストのバント職人♡)
同じソフト部の友人の家で、遊んだ帰り道。
横断歩道を渡ってて、トラックの前を横切ろうとすると、その脇からバイクが出てきて
ピョーン。
飛びました。
…で、ここからなんです。
飛びながら、
「あーバイクでよかったー」
って思ってる私がいたんです。
馬鹿でしょ。
病的にポジティブでしょ。笑
そして、次の瞬間、着地するんですが
腕の上に頭があって、地面に直接、アタマを打たずに済んだので
「着地までナイス!」
とか思って、そのうえ反射的に
「大丈夫ですか?」
って言葉が出ちゃったんです。
バイクの相手に向かって。
っていうか、胸も打ってるから
呼吸ができてなかったらしく、フガフガ言ってただけで、相手に聞こえるわけない音だったのですが
この、ポジティブさ、と
この、いいヤツさ加減
アタマおかしいんじゃない?笑
かと思いつつ
その後の人生も、
起業に失敗しても
無一文になっても
わけわからず銀座ホステスになっても
この馬鹿さ加減に助けられて、生き延びてきてしまったのです。
(馬鹿だけどイイ奴じゃん、て思っちゃったら本買ってね。笑)
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ですが
いわゆる「ポジティブシンキング」にも
「自分の足を引っぱるパターン」
っていうのが、あると思っています。
起こったこと(過去)に対しては
ネガティヴに考えたって
「なんもなんない」
(なにも生まない)
ですよね。
だから痛い思いをしたなら、その痛みから
「何を学んだか」
に着目すれば、それはポジティブといえるでしょうし、未来にも役立つわけです。
「怪我の功名」というヤツですね。
ですが
まだ、何も起こっていないのに
まだ、何も起こしていないのに
「良いほうに考えよう」
「良いイメージをしよう」
というのは、それこそ
「なんもなんない」
と思いませんか。
たとえば、
髪の毛がぐちゃぐちゃなときに
いくらポジティブに考えても
寝グセは直らないし
たまった洗濯物は
いくらポジティブに考えても
洗い立てにはならないし
新幹線に乗らなきゃ
いくらポジティブに考えても
新神戸駅には着かないわけです。
ハックション!(加藤茶さんで)
じゃなくて
アクション!(行動)
がないと、
「なんもなんない」
わけです。
(この時期、急に朝晩は冷えこむからね。みなさんも気をつけてね♡笑)
……
と、言っても
頑張らないと幸せにはなれませんよ
って話でもないのです。
頑張るほど上手くいかない、なんてこと、ザラにありますからね。
しかし、
アタマの中で、どう「思考」を料理しても「現実」は変わらないのです。
「現実」を料理するときに
「ポジティブ」という味付けをするから
苦々しい経験も
美味しい経験も
ひっくるめて、味わい豊かな人生になるわけです。
「思考」を材料に、どう料理しても
「思考」に味が付くだけなので
それが、どんなにポジティブでも
「都合のいい思考」しか、生まないのです。
イメージの中では、幸せに生きられるかもしれませんが
「大スターのあの人と私は一体」とか
「お金持ちの彼女と私は一体」とか
現実を歪めた話になってしまいかねません。
(一体、という概念は、そのような表層的な意味合いで使われるものではないようです)
しかし「現実は?」というと
相変わらずなので、ますます
「現実を無視して、空想の中でポジティブに生きる」
しか、なくなってしまうのです。
ポジティブに考えたつもりが、自分を「現実離れ」させてしまうだけ。
皮肉なことに
ポジティブに考えたがために
ネガティヴな現実を生む
ことにまでなってしまう。
そもそも…
「ポジティブに考えましょう!」
という思考自体が
ネガティヴなわけで、
ポジティブシンキング、というのは
ポジティブにしか、考えようがない
いや、
何も考えられないようなときに、反射的に選ぶ思考として、のみ
つまり
「どん底」にいるときにしか
必要ないもの、です。
さらに言えば、
ネガティヴな自分を、そのまま受け入れることが、ポジティブなのです。
大事だと思うので、もう一回。
ネガティヴな自分でも、どんな自分でも、そのままを受け入れること=現実を見ることが「ポジティブ」だと、思うのです。
……
たとえば、
「お金持ちになったイメージをしましょう」
などというものがありますが
そのイメージだけでは、
勿論、お財布の中身は増えません。
そのイメージを
してもいいし
しなくてもいいから
実際に、お金を使ってみて
お金の使い方を、体で勉強して
何が無駄だと感じるのか
何が気持ちよいと感じるのか
自分がどう使いたいのか
自分がどう生きたいのか
だんだんわかってくる。
自分が欲しいものは、何なのか
だんだんわかってくる。
どこかの誰かと同じように
ジャラジャラギラギラしたものを身につけるのが満足な人もいれば
誰がどうでも
自分の趣味の世界に没頭することが満足な人もいます。
人それぞれ
楽しさ
豊かさ
は、違うわけです。
それは、
お金を使った人にしか
わかり得ないことなわけです。
……
たとえば、私の場合
日々のことでいえば
たいして稼げてないときから、新幹線はグリーン車に乗っています。
理由は2つあります。
・指定席を予約する時間と手間がもったいない(グリーンならどんな時間帯でも空席がある)その分、仕事したい
・行った先で最高のパフォーマンスをしたいから、空いた車内で静かに過ごして準備したい(環境に左右されやすい弱い人間なので、環境を活用する必要がある)
からです。
ですが、
今日もそうでしたが、添加物まみれのお弁当を食べたくないので、時間があれば、おにぎりを作っていきます。
グリーン車に乗ったから、食事代は節約したい、というのでなく、自分が好きなようにしている、のです。
(時間がないときは、ルンルンして駅弁を選んで食べちゃったりもしますけどね。これ食べたら病気になるーとか思ってると、美味しくないし、ほんと病気になりそうだから)
今では、
おかげさまで、何も考えずに
好きなときに、
好きなことをするのに
十分なお金をいただいていますが
「何にでも使えるけど、使いたいところに、使いたいようにお金を使える」
というのが、ありがたくて、豊かなことと感じています。
(私にとっては、です。貴女とは違うかもしれません。)
……
お金でも、時間でも、
使ってみたから
自分が気持ちいい「ツボ」がわかるものです。
何でもやってみるから
自分にとって、それが本当に心地いいのか、自分には不必要なものなのか、わかるものです。
いくら思考のなかで、空想のなかで、何かを手に入れても
「実感」
だけは、手に入らないのです。
その「実感」には、
痛い種類のものも、
気持ちいい種類のものも
何とも感じない種類のものも
あるでしょう。
それこそ「人それぞれ」です。
輝いているあの人が、何を豊かさだと感じていても
それが、あなたの豊かさと同じかどうかは、わからないのです。
あなたにとっての豊かさは
あなたが
「実感」
したことが、教えてくれます。
あなたが
「実感」
したことでなければ、あなたにとっての豊かさなど、知り得ないのです。
……
今日は、
ポジティブか
ネガティヴか
という「思考」について考えてみましたが
「実感」
でしか、知ることができないのが
「自分の感度」であり
「自分」です。
ですから
「やってみる」
そして
「実感してみる」
しかないわけです。
ポジティブだろうが
ネガティヴだろうが
「思考」自体が、それを意識レベルで使い分けようとなどすることが、不必要であり
必要だとすれば、
馬鹿ポジティブな自分を笑うときか
馬鹿ネガティヴな自分を笑うとき
くらいでしょう。笑
最後に。
あえて必要だとすれば
ネガティヴな自分でも
ポジティブな自分でも
そのままを受け入れること
=現実を見ること
=「ポジティブ」
であり
「実感」したことを、正直に
「実感する」ことが
ポジティブ(積極的)なことではないかと、わたしは思います。
あなたとは、違うかもしれないですけどね。
写真は、この前行った書店です。いろんな本があるし、私も著者だけど、本なんて全部、他人の考えたこと、だからね。それを読んで、やってみて「実感」を得るから、自分の考え方ができてくるわけですよね。思考は思考、実感は実感、なのです。実感が欲しいなら、あなたがあなたを知りたいなら「やってみる」しかないのです。その「やってみたい」の世界を拡げてくれるなが、本との出会い、なのです。
なんかまとまった気がするので、そろそろ寝ますかね。
風呂入れよー
歯みがけよー(加藤茶さんで)
よい週末を。
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……
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