このブログは、その日その日に感じたことを、私なりに、心を込めて書いているのですが、なんだか、書いていると
つい、だらだらと長い文章になってしまうことがあります。
お伝えしたい「核」は「ひとこと」なのに
できるだけ、
自分の思いに忠実に「ことば」にしようと思うほど
「ことば」では足りないことに、気が付かされます。
……
嬉しい
楽しい
凄い
素敵
おはよう
お疲れさま
ありがとう
おやすみ…
日常の「ことば」たちは、伝えたい思いを、どれだけ内包してくれているか。
そう思うと
切なくなることも。
自分の「ことば」に
任せるしかないのですが
やはり「言語化」できる範囲は
とても、狭くて
とても、浅くて。
思いは、体のなかで温められながら「ことば」にしてもらえるタイミングを待っていて。
……
あなたは、どうですか?
些細なことから
大切な場面まで
あなたのなかに起こった「感覚」を「言語化」しようとするとき
言語化できない部分のほうが
圧倒的に多くて
「ことば」にすることを諦めてしまいたくなること、ありませんか?
大切なことほど「言語化」すると
「感覚」との間に距離ができてしまう。
「ことばにすると嘘っぽくなって嫌だ」
という感じなのか
わたしなどは、それが悔しくて、
できるだけ的確なことばが見つかるまで
その感覚を、
寝かせておくこともあったり。
なんでもポンポン言うようで
賞味のところは、かなりの奥手で
馬鹿ほど不器用でして。苦笑
どうでもよいところは饒舌で
肝心なところは、自分でも掴みきれなくて空回りする
もう、いい大人なのに、
本当、子供みたいで、手がかかります。
しかし、
「ことば」という
「記号」を使うから
メールやメッセージにすることもできますし
私などが仕事のときには、講演で話すことや、本を書くことで、一斉にお伝えすることもできる。
そう考えると
わたしたちの「心のやりとり」を
助けてくれるものではあるのですが
助けてくれる、けれども
それだけでは、どうしても足りない
とも、思うのです。
……
毎晩、子供を寝かしつけるときに言うことがあります。
「ママのところに生まれてきてくれて、ありがとうね」
…つい、叱りすぎてしまったりした日なんかは、繰り返して言うこともあります。
子供の顔を見ると、
嬉しそうに、はにかんでいます。
伝えるから、
伝わる。
そう思うと、やっぱり「ことば」って
ありがたい道具なのかもしれない
とも、思います。
……
散歩中に寄った書店で、
恋愛の本が目に入りました。
女性が、男性にアタックする際の
テクニック?が満載でした。
たとえば
最初は「人間的に好き」であると伝え
警戒されないように近づき
相談ごとをもちかけ、
アドバイスをもらったりして
「◯◯さんのおかげで」
などと
男性を肯定していく、のだそう。
感謝できるのは素敵なことだけど
色々な心理戦があるのだなと
しかし、その著者が、
こうも書いていました。
「こうしたテクニックを実践して、相手を落とすことに成功して、おつきあいや結婚にこぎつけても、ダメになるケースが多い。なぜなら、テクニックで落ちた相手を、心のどこかで馬鹿にしてしまうから。何より、テクニック無しでは落とせなかった自分を、信じてやれないから」
と、著者自身への戒めを添えられていました。
「ことば」は
武器にもなるのかもしれませんが
「ことば」によって
自分や相手を見失うこともある。
だとすると、ひいては
「ことば」が人生を決める
とも、言えるのかもしれません。
……
はなしの落としどころが見つからないまま
今日は「ことば」について感じたことを
お話してみました。
「ことば」じゃ足りないけど
「ことば」って、ありがたい。
けど、やっぱり足りないから
目や、手や、体温で補うことになる。
わたしたちは、
「ことば」を操っているというより
「ことば」に助けられている
のかもしれない。
「ことば」のニュアンスに助けを借りて
自分の「在り様」を
他者に、伝えている。
そうなら、やっぱり
「ことば」って
「センス」なのか。
(ここでいう「センス」とは、趣味が良い悪い、の意味ではなく「センス」は、ラテン語の「sentīre」という単語が語源だそうで「感じる」という、その意味で。)
その人の、
感受性がそのまま。
人間性がそのまま。
だからこそ、下手でもなんでも、心を込めて伝えたい。
アタマを介さずに、
構えず
作らず
素直に
そのまま。
そう思うと、今日もまた、話が長くなってしまいました、内藤でした。
本当の意味の「ことばの勉強」ができたら、人生変わるかもしれないなぁ。
国語って授業はあったけど「ことば」のことは教えてくれなかったよなぁ。
授業に出ないで、モスバーガーに入り浸ってたからかなぁ。でも話す仕事とか、よくやってるよなぁ。
伝えたい思い、だけで、何とかやらせていただいています。
……
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