いまのパートナーと出会ったのは仕事に関わることでした。2度目に2人で話をしたとき、私はこんなことを言いました。

「復讐したいんです。」

「復讐してやりましょう」

そして、いつだか

「ああ、復讐は終わったなぁ」

と思ったことがありました。

……

その「復讐」というのは、過去に私が辛い思いをしたことに関わった人たちに対するものでした。

（詳しくはプロフィールに軽く書いてます。）

「私が活躍して、それを見せる」

ことが復讐になると思っていたのですが、実はこれが大きな勘違いでした。

いろんなことにチャレンジして、自分の枠を広げて、水商売もやって、独立起業して、本も出して講演もしてテレビとか雑誌にも毎月のように出て

大活躍！

みたいな私を、自分が見たかったので、それらは全部できました。自分がやりたかったので。

しかしそれらにはいつも「困難」 や「孤独」が付いてまわりました。

「チャレンジしたかった」

というよりも…

実は…

「なんとかして自分を不幸にしたかった」

のです。私の復讐は

「私が幸せになること」

ではなかったのです。

わたしか苦しんで可哀想に生き続けることで

「あなたたちのせいで、わたしは今も幸せになれない」

という仕返しをしつづけるというのが「復讐」だったようなのです。

……

自分をなんとか苦しめて不幸にしようと、仕事でも、人付き合いでも、すべての選択において

むやみに

難しいほう
困難なほう
苦しいほう

を選んできました。

そのほうが、苦しむことができると、不幸になれると、復讐ができると思っていたからでしょう。

安泰なOL生活を捨てたり
起業して無一文になってみたり
銀座の老舗クラブで働いたり
また起業して超大手に売り込んでそこと仕事したり

無理なこと
無謀なことばかりやってきました。

しかしその結果…

その結果が…

たとえば今は新幹線で大阪に向かっていて、そこではクライアントの社員さんたちが待っていて、そこでセミナーをやって、そのギャラはOL時代の月給の2倍で

帰れば可愛い子供が待っていて

パートナーとの時間が待っていて

しかも仕事は好きなときしかしないから、昼間から好きな人に会ったり、好きなことしたり

あらゆる意味で、余裕。

あれ？

あれあれ？

オカシイじゃない！！

わたしは、自分を不幸にしようと必死で自分を痛めつけてきたのに

なのに！

幸せにしかなってない…。

雑音のなかで頭を狂わせたいと思っていたのに、静かな音と空気に包まれて、正気でしかいられない。

痛めつけるほど不幸になれる！と
リスクを取り続けてきたのに

リスクを取り続けるほど
メリットしか集まってこない…。

どうなっちゃってんだよ。

わたしは、なにをどうやっても、不幸になれない。

幸せにしかなれない。

お手上げ、だったのです。

……

誰の参考になるかわからないけど、最近気がついたことを書いてみました。

親が
友達か
過去の誰かか

あなたに復讐したい人がいるとして

あなたが幸せになろうとしていても
はたまた不幸になろうとしていても

どっちみち
あなたは幸せにしかなれない。

なので
好きなように生きてみてね。

ただし…

メリットを追うほど
リスクが追いかけてくる

これは確かかもですね。

世の中的にわかりやすい
誰かに羨まれるような
常識的に正しそうな

そういう、だれにでも説明がつくメリットを欲しがっていると

「意味がないリスク」

があなたを取り囲むことになるようです。

その成り行きすら、トータル視点から見たら、もちろん必要な遠回りなんだけど

遠回りしすぎて、どこに居るのか、どこに行きたかったのかもわからなくなって

そうしてる間に、人生が終わってしまうかもしれないから

「意味があるリスク」

をどんどん取って
人生を加速させても、いいかなと。

加速して「ゆるやかな時間」に突入してもいいかなと。

まるで車のホイールが、スピードを上げるほど、ゆっくり回って見えるように。

ただ早く動く、ということじゃなくてね。

あなたの頭が恐怖のリカバリーのために考えたことじゃなく

あなたの体が、勝手に動いていくことに従って。動かないなら、動かないという意思に従って。

「意味があるリスク」

とかいうと

「メリットが確約されたリスク」

みたいに読めるかもしれないけど

「見えない」から「無限」なのよね。

「創造に完成がない」んだよね。

あなたは、果てしなく幸せになっていいんだから。

失おうとしても、すべてか吸い寄せられてしまうから。

今のあなたとイコールなものを。

……

「意味がわからないけどやりたい」
「理由なんかないけどやりたい」

という
あなたの「腹」に従えるかどうか。

たぶん「腹」は知っているから。

「頭」が欲しがるものと
「腹」が欲しがるものは

同じ物質を手に入れても
その感じ方が「天と地」だから。

それに従いはじめると、離れる人も増えるけど、出会う人の質が変わる。

それが良いか悪いかは
未来の自分が知っているよ。

あなたは、幸せにしかなれないから。

だから今だって、そう、なんですけどね。

（追記）
私のパートナーは、最初からわかってたのかもね。復讐は、復讐じゃないって。私のやりたいことだけをやらせてくれたのは、こういうことだったのか。すごいね。天性の仕掛人。私が男だったら欲しいと思う才覚とセンスを全部持ってる人だからね。カッコいいわけだ。

……

フェイスブックのシェア、フォローは大歓迎です。

https://www.facebook.com/kanako.naito.391

内藤加奈子のメールマガジン
「自分スタイル」を生きるレシピ
https://mm.jcity.com/MM_PublicSubscribe.cfm?UserID=naito&MagazineID=4&MoreItem=1

Amazon著者ページ
http://www.amazon.co.jp/-/e/B00C6QABV4

YouTube内藤加奈子チャンネル
https://m.youtube.com/channel/UCwQnnLS1iUT4XGxJQ-CqNjA_PublicSubscribe.cfm?UserID=naito&MagazineID=4&MoreItem=1

店舗コンサルの仕事のウェブ
http://www.vert-vmd.com

仕事のFacebookページ
https://www.facebook.com/kanako.naito.vmd