去る、11月9日
神楽坂モノガタリ、という
ものすごくおしゃれな書店さんで
トークイベントをさせていただきました。
ほんと、楽しかったです。
この書店さんで行われた
過去のイベントのなかでは
一番、参加費が高かったのですが
これまでにないくらい超満員で
また、わたしの本以外の本も売れて
大盛況だった、とのことで
書店さんにも出版社さんにも
喜んでいただけで嬉しかったです。
…
実は、
あえて、
参加費を高くしてもらいました。
というのも
という、考えからです。
安くても
高くても
好きなもの
何か感じたものに
お金を使う
それが大事だと思うからです。
イベントでお話したことを
少しシェアします。
イベントの冒頭では
「今日は、いつも買わないような本を、一冊、買って帰ってください」
という話をしました。
というのも、
わたしは、一冊の本で、
人生が変わったからです。
大げさな話ではなく
あの本、に出会えていなかったら
今のわたしは、いません。
ある「一冊の本」に出会った
その当時のわたしは
月収197,000円の
有名ブラック企業
大手アパレル会社、で働くOLでした。
2002年、
26歳のときに手に取った
一冊の本。
「フォレスト出版」から出た
「神田昌典」さんの本でした。
独立起業、をすすめる本なのですが
この本に出会ってすぐに
会社を辞めました。
思い立ったら、もう止められない
病的にせっかちな人間なのです。
その後、立ち上げたビジネスは
今でいう「パーソナルショッパー」
にあたるものだったのですが
わたしに集客力がなくて
失敗に終わりました。
意気揚々と脱サラして、失敗。
目も当てられません。
お金もなくて
どうしようかと
「そうだ、ホステスになろう!」
(そうだ、京都行こう、くらいのノリだった気がします。笑)
と思った3分後には
長かった髪の毛をクルクルに巻いて
脚が綺麗に見えそうな
ベージュのヒールを履いて
銀座ウケしそうな服を来て
銀座のみゆき通りを目指しました。
歩いていると
大仏がスーツを着たようなスカウトマン
「ちょっと、いらっしゃい」
ついていくと
超老舗の銀座のクラブでした。
その日からお店に出してもらって
ホステスになりました。
このクラブも、
大下英治さんによって
ドキュメンタリー本になっています。
普段、とても会えないような方の
隣に座ってお話を聞かせていただき
また、ママをはじめ
女性たちから教わることを
すべての毛穴から吸収せんとばかりに
そこで働いて
1年くらいした頃でしょうか
「もう銀座で生きていくのかな」
と思っていたころに
「内藤さん、○○社(有名コレクションブランド)が、こんな人材を探しているけど、会ってみますか?」
と知人から声がかかり
会ってみた会社と、契約成立。
そこからわたしの
店舗コンサルタントとしての人生
が始まりました。
そうして、
2年くらい経ったころでしょうか。
あるアパレル会社の
店舗で仕事をしていると
お客さんで現れた、一人の男性。
黒縁メガネに
PORTERのバッグ
黒いコットンジャケット
わたしが接客をして、
お会計の間に
「失礼ですが、クリエイティブな感じのお仕事でいらっしゃいますか?」
自分のクライアントのお客さまは
どんな客層なのか?
それを知りたかっただけの
質問だったのですが
そうお聞きすると
「小さな出版社です。ビジネス書しかないんですけどね」
と。
独立して以来、
ビジネス書しか読まなかったわたしは
「わたしはビジネス書しか読んでいないんです。失礼ですけれども、どちらの出版社でいらっしゃいますか?」
「フォレスト出版、です」
目が飛び出すかと思いました。
いや、飛び出てたと思います。
だって、わたしが会社を辞めたきっかけをくれた本をつくった、まさにその出版社だったからです。
(さきほど紹介した↑こちらの本です。)
「実はわたし、神田昌典さんの”非常識な法則”を読んで、すぐ会社をやめて、今こういう仕事をしていて…」
「ぼく、神田さんの担当です。」
数秒で、身体中から汗がでて
血行がおかしくなりました。
そして
1秒も考えず、名刺を出して
「わたし、本を出したいんです。」
気がつけば、そう言っていました。
そこから、わたしの最初の本
を、つくっていただくことに
なったのです。
そして、それぞれ出版社は違いますが
全部で8冊の本を
書かせていただくことになりました。
本によって
多くの企業
多くのお店さん
多くのスタッフさんとの
出会いがありました。
有名な会社だと、味の素、アディダス、アルビオン、キオスク、東レ、西川リビング、阪急百貨店、などから、街の商店街の仏壇屋さん、自転車屋さん、お菓子屋さんまで
北海道から鹿児島まで、
日本全国、
約3000店舗、
2万人の人と
一緒に仕事をすることができました。
…
そして、なんと
わたしの人生を変えた著者
神田昌典さんとも
お仕事させていただくことができました。
あるとき、
神田さんのメルマガを読んでいると
「人材募集」
中身もよく読まずに、即、応募。
ダイレクトマーケテイングの実務家を募集していたのに、そうじゃないわたしが、応募してしまったのです。
なのに、メンバーに加えていただき
TEDのような形式の舞台で
お話までさせていただくことに
なってしまったのです。
その頃には、
月給だった197,000円は
時給になっていました。
…
もし、
あの日、書店で
いつも読みもしないビジネス書を
買っていなかったら…。
そうです。
まさに、一冊の本が、
どこにでもいる女の子の人生を
変えたのです。
もはや、
次元をワープさせてしまったのです。
わたしの場合は、主には
「仕事人生」
が圧倒的に変わったわけですが、
一冊の本との出会いが
「女としての人生」
を変えるかもしれません。
「そういうエネルギー」
を持っているものこそが
「本」
だと思うのです。
…
くれぐれも
誤解しないでいただきたいのですが
わたしは、
独立起業をすすめたくて
これを書いているのでもなければ
やみくもに、稼ぎを増やせ、
と言っているわけでもありません。
「あなたの想像を超えたあなた」
そして
「想像を超えた人生」
に出会うには
「本」のパワーは絶大だよ
とお伝えしたいのです。
そして
自分に読ませるもの
自分に染み込ませるもの
のためにお金を使うこと
なのです。
(自分に飲ませるもの、もね。笑。シャンパンをビールみたいにごくごく飲んでしまい…これ2杯目。嬉しそう。笑)
読んだことがあるとか
読んだことがないとか
払える値段だからとか
払えない値段だからとか
「今の自分」
が持っているすべての常識を壊して
いわば「非常識」に
あなたの「勘」だけで
あなた自身に、
与えてやってほしいのです。
あなたの奥にいるあなたが
欲しているものを。
なので、
イベントのお値段も高くして
本まで買って帰ってくださいと
お願いしたのです。
「勘」を働かせてほしかったから。
「勘」が欲しているものに
反応してほしかったから。
あなたが
あなたに
なるために。
あなたの知らなかった
あなたに出会うために。
「本」によって
「人生」を変えてもらったわたしは
出版業界にも
本屋さんにも
言い表せないほどの
「恩」を感じています。
「恩返し」ができるとしたら
本を売ることくらいです。
自分のも、
いいと思えば、もちろん誰のでも。
それもあっての
「一冊買おう」ではあるのですが
ぜひ、あなたも
あなたが思いもしなかった
あなたに出会うような
そんな
「一冊との出会い」を。
あなたが
あなたに
なるために。
【追伸】
本って、だいたい1500円出せば買えるものですよね。それを「また今度」や「考えてから」にするのか「今」「即」いくのか。それだけで人生って変わってしまうなら。分かれ道、って、そんなものです。今日のタイトルは「想像を超えた人生にワープする方法」だなんて、まどろっこしい言い方をしましたが、買うだけ、です。読むだけ、です。こちらもぜひ↓。宣伝でシメ♡
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