生きてきてくれて、ありがとう。

img_0162今日で、フェイスブックをやめることにしました。

ツイッターも
インスタグラムも

今日で終了します。

本当は、去年の年末で

内藤加奈子「普通の女の子に戻ります」宣言(過去記事)

とか

40歳が言い放って(笑)
まだ居座っていたのですが

そのうえ、本まで出して(笑)

img_9541
(写真は、出版イベントでふざけている私)

img_8435
「愛されたいなら嫌われなさい」

光文社美人時間シリーズ
(きっちり宣伝。笑)

「引退する気、ゼロじゃん」
「閉店セールずっとやってるお店みたいじゃん」

とか

自分でツッコミながら

ときどき思い浮かんだことを
このブログに書いては

フェイスブックでシェアしたり
していたのですが

ときどき

「内藤さんのおかげで、変わることができました」

とか

嬉しいメッセージを
いただいてしまったりして

それで、

「また書いちゃおうかなー」

みたいな感じで
今日まで続けていました。

なのですが

書きながら、日々
いろいろ思いをめぐらせていました。

子供のころから

「人の役に立たなければ」

のような、いわば
強迫観念にも似たものがあったのか

自分を楽しませることを
忘れて大人になってしまったタイプで

こう見えて

くそまじめな、頑張り屋さんで
生きてきました。

それが
「災いのもと」でしたし

同時に
「とても幸い」でもあったのですが

離婚してしまって
家族からも見放されちゃって

けど、そんなときに

天使?みたいな人が現れて

ひょいっと、
すくい上げてくれました。

そこからは、もう
気楽に生きたらよかったのに

要らぬ「頑張りグセ」が
根強く居座って

もう、両手放しで

「わーい」

って、喜べばいいのに
過去のわたしに、遠慮して

いつまで経っても

「わーい」

って、できないで
空回りしていました。

本には偉そうなこと書いてるのに
当時を思うと、苦笑です。

このブログも

自分に向けて
ひとりごと、を書くことも
もちろんあるのですが

ものを書いていると
どうしても

「読んでもらう人」

が出てくるでしょう。

誰かの役に立ちたいような気持ちが
ニョキニョキと顔を出して

自分のことが
置き去りになっていた

そんなときもあった気もするのです。

書くこと自体は、本当に

アレと、アレの次くらいに
大好きなのですが

(どれ?)
(ナイショ♡笑)

…なんだか

いつも、誰かを気にして
いつも、誰かを助けたくて

そんな気持ちに
なってしまっている時間がありました。

「誰か」

を存在させることは

もちろん、
悪いことではないと思うのですが

わたしみたいなタイプには

「誰か」

よりも

「自分が、ただ、楽しい」

に向けて書いた方が

「ただ、自分に集中する」

ことのほうが

単純に楽しくて
健康的な気がしたのです。

これからは
そんなふうに生きたい、と

思ったのです。

(今日も長くなってしまいそうですが)

そこで

「ただ、自分に集中する」

ためには、その

「思い」と
「行動」を

一致させる必要があると思いました。

「誰か」のスペースをなくして
「自分」のスペースを増やす。

そうだ、
メディアを全部やめてみよう。

わたしは、いつも、単純です。

思い立ったら、すぐやらないと
気が済まないのです。

ブログを書いてきたのも

たった3回でしたが
セミナーをやったのも

ありがたいことに

お金のため、
ではありませんでした。

そもそも、わたしは

お金に対する価値観が
ちょっと、おかしいのもあり

(参考記事)
野蛮でアブない「お金持ち」のはなし。

やっても
やらなくてもいいけど

言葉を選ばずに言えば

わたしのパートナーが
特に、いそがしいときの

「超マジメな暇つぶし」

のようなものでした。

しかし、もちろん
わたしはプロのコンサルタントなので

スクリーンショット 2016-04-20 22.57.53.png
(本を8冊出しています)

お金をいただく以上は
いただくもの以上のものを

提供できるから
やっていたわけですが

感想を言いますと

「ただ、楽しかった」

です。

そこで会えた人たちとの縁は
これからも続いていくだろうと
思います。

このブログは
残しておく予定です。

わたしは「書く」という行為が
どうしても必要な人間なので

書ける場所は
与えておこうと思います。

ずっと続けるかどうかは
常に「そのときの自分」に

いつも任せているので
なんともわかりませんが

今のところ、この冬に出会った
20代の女性達のために

3つほど、
書いて伝えたいことが
残っているので

それは、書く予定です。

その人たちは
とても、愛おしい人たち、です。

彼女たちに出会って

ますます、
自分が表に出ていることが

不必要に思えました。

誰かのため、ではなく
誰かの一部になることが

これからのわたしの
1つの在り方なのではないかと

彼女たちの存在が
教えてくれました。

その意味では
本を書いたことも

読んでくださる方の一部に
なることができるので

わたしの生き方にフィットした
行為なのではないかと思います。

これからのことは
何も決めていませんし

自分にもわかりませんが

とにかく、
楽しみで楽しみで

わくわくとしています。

みなさんに
「メディアを終了します」と
お伝えしてから

すでに体感が
変わっています。

体感が変われば
人生は変わります。

今まで、
出会ったことのない自分に

出会うことへの期待。

それはまるで
プレゼントの包装紙を

今まさに、剥がそうとしている

その瞬間のような。

何かを、やめてみると
そこに、何かが入ってくる

とはよく言われていますが

本当に
そうだろうと思います。

思いもよらなかった
想像もつかなかった

そんな展開が
必ず、待っているものです。

分散していたパワーを
一点に集中させる

それはある種、

「バランスをとる」という
言葉をつかって

ぼやかしていたことを

鮮明に、見る。

人によって
何を見るのかは

様々だろうと思いますが

きっと、2017年は
そんな一年になるのではないかと
思えてなりません。

鮮明に、見つめることで
痛みを伴う人もいると思います。

鮮明に、見つめることで
思いもよらぬ温かさに
包まれる人もいると思います。

その「強度」や「濃度」が

一気に増していくとき。

何をしようと
何を避けようと
何を取ろうと
何にもがこうと

それは、すべて

あなたが
あなたに
なるために

あるものです。

生きることに
疲れる日もあるでしょう。

喜びも、悲しみも
感じることに疲れる

生きることを諦めたくなる

そんな日も、あったでしょう。

けど、

ありがとう。

生まれてきてくれて

生きてきてくれて

ありがとう。

あなたが、居たから
わたしは、書く場所を

もらいました。

あなたが、そこにいるだけで
だれかの、何かになっている。

そのことを
忘れないでください。

すべては

あなたが
あなたに
なるために

起こること。

どんな感情も
どんな出来事も。

どうか、諦めないで。

あなたが
あなたに許される日を。

あなたが
あなたに愛される日を。

絡まった、心の鎖が

もう、すぐ、ほどける。

さあ、思い出して。

あなたが
ただ、あなた、だったことを。

ありがとう。

内藤加奈子

IMG_0162.JPG