頑張る女、尽くす女が愛されない理由。

FullSizeRender 156.jpg一つ前のブログで

「女性が気楽でいることの大切さ」

について話しましたが、そこをさらに掘り下げてみたいと思います。

「頑張る」

って、決して悪いことではありませんよね。

ですが

もしそれが、本当にやりたくてたまらなくてやっていることならば

「頑張ろう!」

とか言わずとも、勝手にどんどん続けていけるものです。

「頑張らなきゃ」

という言葉が出るのなら、それは

「あなた自身のため」

ではなく

「誰かのため」

である可能性が高いかもしれません。

誰かのためになることをする、というのも、決して悪いことではありませんが

誰かに評価されるため
誰かに愛されるため
誰かに認められたいがため

である場合、その

「頑張り」

が、あなたにとっての

「純粋な喜び」

であるのかどうか。自分に聞いてみる必要があります。

「尽くす女性」

というのは、一見すると、それが良いことで、美しい姿のように思われがちかもしれませんが

ある、ブライダルのヘアメイクさんが言っていました。

「奥さんが尽くしている夫婦より、奥さんが尽くされている夫婦のほうが幸せそうなんです」

なんだか、納得です。

男性は、女性や子供のために、食べるものを獲ってくることに力を発揮する性なのに

女性が先回りして、尽くしてまわってばかりで

獲ってきた獲物に喜ぶこともなく、

愛されたい…
愛してほしい…
だからもっと彼のために…

のような動きをしていたら

それって、投げる人がいるのに、取る人がいないキャチボールみたい、ですよね。

女の人って

「受け取るだけ」で
「喜ぶだけ」で

誰かの役に立ってしまう性なのです。

誰かがしてくれたことを、嬉しかったら、嬉しい分、素直に喜ぶ。

それだけで

あなたが何もしなくても、人の役に立ってしまうのです。

皮肉な例だけど

「恋愛本」とか「恋愛テクニック」

といわれるもののなかに

『さしすせそ』の法則

みたいなものが、ありますね。

 

「さ」→さすが!

「し」→知らなかった!or 信じられない!

「す」→素敵です!or すごいですね!

「せ」→センスいいですね!

「そ」→そうなんですね!

(これに加えて「こんなの初めて!」も織り交ぜるらしい。笑)

これらを組み合わせたり、それを繰り返していたりするだけで、モテる、みたいなやつ。笑

わたしなんかは、銀座でホステスもしてましたし、25年は接客業してますから、数万人という人を見てきて

それが、本当に

体から出た言葉(本音)なのか
頭から出た言葉(テクニック)なのか

残念ながら

匂いでわかってしまうので

だから自分では、

「頭で会話」

しないように

「体で会話」

するように意識しています。

そうじゃないと、自分が楽しくないから。

だって、

わたしがわざわざ頭を使って、相手を攻略?する必要ありませんし

頭でしゃべってくる人と会話しても、相手が

そこに居ない、感じがするからです。

そこに居ない人と話をするのは、空虚です。そんな人が多いけど。

だから、温度を感じる人と

それは、開き直って、

『体の言葉』を解放した人

ともいえるけど、そういう人と、一緒にいたいんですよ。相手が居る実感があって、実感のあるキャッチボールができて、楽しいからね。

女には
上手さも、巧さも、
要らないのよ。

ただ、

「体」が感じたことを
「体」の言葉で
「体」から出す。

素直に。

それは、喜怒哀楽のどれであっても。

「頑張る」としたら
「尽くす」としたら
「そこ」だけです。

そのまま、素直に喜び
そのまま、素直に怒り
そのまま、素直に哀しみ
そのまま、素直に楽しむ。

自分の感覚に、集中して。

男性がくれたボールをキャッチして

体から、投げ返す。

男性だけじゃなく、誰が相手でも同じかな。

だって

女の人は、そこに居るだけで「場」に与える影響力が凄いから。

その力があることを知らなかったり、知っているのに、自分にはないと思い込んでいたりする人は

そこに居ない

と認識されてしまうし

一番怖いのは、

自ら、自分がそこに居ないことを

感じてしまうから。

愛されよう?

なんて、すればするほど愛されないのは、そういうこと、です。

誰がじゃなく

自分の体、感覚、に集中すること。

頑張るとしたら、そこ、だけです。

 

内藤加奈子