一つ前のブログで
について話しましたが、そこをさらに掘り下げてみたいと思います。
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「頑張る」
って、決して悪いことではありませんよね。
ですが
もしそれが、本当にやりたくてたまらなくてやっていることならば
「頑張ろう!」
とか言わずとも、勝手にどんどん続けていけるものです。
「頑張らなきゃ」
という言葉が出るのなら、それは
「あなた自身のため」
ではなく
「誰かのため」
である可能性が高いかもしれません。
誰かのためになることをする、というのも、決して悪いことではありませんが
誰かに評価されるため
誰かに愛されるため
誰かに認められたいがため
である場合、その
「頑張り」
が、あなたにとっての
「純粋な喜び」
であるのかどうか。自分に聞いてみる必要があります。
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「尽くす女性」
というのは、一見すると、それが良いことで、美しい姿のように思われがちかもしれませんが
ある、ブライダルのヘアメイクさんが言っていました。
「奥さんが尽くしている夫婦より、奥さんが尽くされている夫婦のほうが幸せそうなんです」
なんだか、納得です。
男性は、女性や子供のために、食べるものを獲ってくることに力を発揮する性なのに
女性が先回りして、尽くしてまわってばかりで
獲ってきた獲物に喜ぶこともなく、
愛されたい…
愛してほしい…
だからもっと彼のために…
のような動きをしていたら
それって、投げる人がいるのに、取る人がいないキャチボールみたい、ですよね。
女の人って
「受け取るだけ」で
「喜ぶだけ」で
誰かの役に立ってしまう性なのです。
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誰かがしてくれたことを、嬉しかったら、嬉しい分、素直に喜ぶ。
それだけで
あなたが何もしなくても、人の役に立ってしまうのです。
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皮肉な例だけど
「恋愛本」とか「恋愛テクニック」
といわれるもののなかに
『さしすせそ』の法則
みたいなものが、ありますね。
「さ」→さすが!
「し」→知らなかった!or 信じられない!
「す」→素敵です!or すごいですね!
「せ」→センスいいですね!
「そ」→そうなんですね!
(これに加えて「こんなの初めて!」も織り交ぜるらしい。笑)
これらを組み合わせたり、それを繰り返していたりするだけで、モテる、みたいなやつ。笑
わたしなんかは、銀座でホステスもしてましたし、25年は接客業してますから、数万人という人を見てきて
それが、本当に
体から出た言葉(本音)なのか
頭から出た言葉(テクニック)なのか
残念ながら
匂いでわかってしまうので
だから自分では、
「頭で会話」
しないように
「体で会話」
するように意識しています。
そうじゃないと、自分が楽しくないから。
だって、
わたしがわざわざ頭を使って、相手を攻略?する必要ありませんし
頭でしゃべってくる人と会話しても、相手が
そこに居ない、感じがするからです。
そこに居ない人と話をするのは、空虚です。そんな人が多いけど。
だから、温度を感じる人と
それは、開き直って、
『体の言葉』を解放した人
ともいえるけど、そういう人と、一緒にいたいんですよ。相手が居る実感があって、実感のあるキャッチボールができて、楽しいからね。
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女には
上手さも、巧さも、
要らないのよ。
ただ、
「体」が感じたことを
「体」の言葉で
「体」から出す。
素直に。
それは、喜怒哀楽のどれであっても。
「頑張る」としたら
「尽くす」としたら
「そこ」だけです。
そのまま、素直に喜び
そのまま、素直に怒り
そのまま、素直に哀しみ
そのまま、素直に楽しむ。
自分の感覚に、集中して。
男性がくれたボールをキャッチして
体から、投げ返す。
男性だけじゃなく、誰が相手でも同じかな。
だって
女の人は、そこに居るだけで「場」に与える影響力が凄いから。
その力があることを知らなかったり、知っているのに、自分にはないと思い込んでいたりする人は
そこに居ない
と認識されてしまうし
一番怖いのは、
自ら、自分がそこに居ないことを
感じてしまうから。
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愛されよう?
なんて、すればするほど愛されないのは、そういうこと、です。
誰がじゃなく
自分の体、感覚、に集中すること。
頑張るとしたら、そこ、だけです。
内藤加奈子