誰もが、みんな、お母さん。

IMG_0413.JPG子育てをしていると、子育てをしていない人がいるから、助かるんだよなあ、と思います。

保育士さんも、たとえば自分の子供がいても、それをよそに預けているから、保育士の仕事をできるわけで

子供を産んでいない人が、世の中の子育てに参加していないか、といったら、まったくそうではない。

たとえば、わたしを育ててくれた上司たちや、銀座のママは、みんな子供を持たなかった人だったけれど

「人育て」

をしてくれました。

自分の産んだ子ではないけれど、相手はもう大人なのだけれど、

人を育てる

ことを、仕事にされていました。

誰だって、いつからだって、いつまでだって「人育て」はできます。

女の人は、子宮が仕事だ

みたいなことを書きましたが、たとえ子宮がなくても、自分の子でなくても

女の人は、人を産み直し、育むことができる。何度でも。

世の中のみんなが、子育てをしている。

お互いに。

家族かどうかなんて、関係のないこと。

そして、毎日、自分も育ててやること。

丹念に。

自分が満足できてないのに、人にパワーを出してしまうと、女の人は、男の人になってしまうから。

男みたいに生きるのは、男の人にお任せして。

愛されて=自分を大切にして

産み落として=いつも新しく生きて

育てて=それを繰り返して

それが、女の人の生業。

だれもが、お母さん。

あなたが、あなた自身のお母さんでもあります。

わたしは、わたしを、これからは、どんな子に育てようかな。笑

 

内藤加奈子

写真は、アンパンマンミュージアムで、ミミ先生と。ミミ先生も、独身なんじゃないかな。