子育てをしていると、子育てをしていない人がいるから、助かるんだよなあ、と思います。
保育士さんも、たとえば自分の子供がいても、それをよそに預けているから、保育士の仕事をできるわけで
子供を産んでいない人が、世の中の子育てに参加していないか、といったら、まったくそうではない。
たとえば、わたしを育ててくれた上司たちや、銀座のママは、みんな子供を持たなかった人だったけれど
「人育て」
をしてくれました。
自分の産んだ子ではないけれど、相手はもう大人なのだけれど、
人を育てる
ことを、仕事にされていました。
誰だって、いつからだって、いつまでだって「人育て」はできます。
みたいなことを書きましたが、たとえ子宮がなくても、自分の子でなくても
女の人は、人を産み直し、育むことができる。何度でも。
世の中のみんなが、子育てをしている。
お互いに。
家族かどうかなんて、関係のないこと。
そして、毎日、自分も育ててやること。
丹念に。
自分が満足できてないのに、人にパワーを出してしまうと、女の人は、男の人になってしまうから。
男みたいに生きるのは、男の人にお任せして。
愛されて=自分を大切にして
産み落として=いつも新しく生きて
育てて=それを繰り返して
それが、女の人の生業。
だれもが、お母さん。
あなたが、あなた自身のお母さんでもあります。
わたしは、わたしを、これからは、どんな子に育てようかな。笑
内藤加奈子
写真は、アンパンマンミュージアムで、ミミ先生と。ミミ先生も、独身なんじゃないかな。