帰る場所。

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先日、質問をいただいたので

それに、お答えしました。

【質問】嫌われるのが怖いです→「枠」をはみ出せ

一生懸命書いたのですが

どこか、

肩透かしな感じがして

本当は、

もっと肉厚で
色彩豊かなのに

なぜか、それが
抑えられている感じがしたのです。

わたしには

数分の一の厚みしか
見えていない感じがして

その違和感が
抑えられなくて

質問をくださった方に
メールをしました。

質問へのお礼と

心を込めて書いたけれど

もしかしたら
お役に立っていないかもしれない

そのような旨を
お送りしました。

すると
このように、お返事くださいました。


加奈子さん

こんにちは。
ブログ、拝見しました。

ありがとうございます。

加奈子さんの文章を何度も読みました。
涙が出ました。
私の悩みに答えてくださったたことが、とても嬉しくて。

自分は悩みをあまり人に話したことがありませんでした。

なので、今までとても苦しかった。

自分の悩みを打ち明けられるような人がいなかったから。

加奈子さんありがとうございます。
会社の作業着を着るのが
どうして、
そんなに嫌なのか。

私の奥底にあるのは、

ここにいる自分は自分じゃない、と
そう言う思いがあったのだと思います。

ここ数年で色んなものが私の周りからなくなっていきました。
5年前に父親が亡くなり、

2年前には彼氏が突然死で亡くなり、

1年前には職場がなくなりました。

前職も工場事務の仕事をしていました。

しかし、工場は老朽化のため閉鎖になりました。

今では更地です。
父親も彼氏も職場も仲間もいなくなってしまいました。
今の仕事が決まって、

作業着を着た自分の姿を見て

まるで囚人のようだと感じることがあります。

チャイムがなって仕事して、

チャイムがなって休憩して、ご飯食べて、

チャイムがなったら勤務終了。
前の職場も作業着でしたが、

囚人なんて思ったことは一度もない。

楽しみがなくなってしまったんです。

前は毎週休みの日に彼氏に会うのが楽しみで、

仕事が終わったら、

彼氏にメールしたり、

電話したり、

励ましあいながら生きていた。

今は、つまらない。
自分はどうやったら満たされるのかなと思って、

色んなことをしてみました。

旅行に行ったり、

洋服を買ったり、

習い事をしたり、

だけど、一人はつまらない。
加奈子さんの言うとうり、

やっぱりどこかで

人との繋がりを作りたいと思う自分がいます。
私も人に最大限のパフォーマンスができる自分になりたい。

父や彼氏や加奈子さんがしてくれたように。
嫌われるのを恐れずに、
枠をはみ出すくらいの最大のパフォーマンスをする。

特に人に対しては、丁寧に扱う。
自分も同じように。
チャレンジしてみます。
自分は自分のことばかりで、

とても弱い自分だけど、

こんな自分とどうしても生きていかないといけません。

受け入れます。
私も彼氏みたいに明日死んでいるかもしれない。
人はいつ死ぬかわかりません。

死んだ時に後悔しないように。

今を最大限生きる。
こんな重い話は嫌かなと思って
誰にも打ち明けられませんでした。
加奈子さん読んでいただいてありがとう。
(以上)

奥ゆかしく
強さをもった女性です。

一番大事なことを話せば

それは、重たくて
相手の負担になると

だから、重みのある部分を省いて
質問してくださったのですね。

いろんな涙が、滲みます。

でも

それを言ってくださらなくちゃ。

やっぱり私のお答えは
的を得ていなかったです。

彼女のような人なら

貪るように

最大限であり
最高級であると思うものを

自分自身に与えてやってほしいなと

思います。

全部、失ったのです。

心の拠り所と思えるものを。

4年半前
まさに、わたしもそうでした。

思えば、

今回、質問を募集するときに

こう書き添えたのです。

あなたの相談にお答えして
わたしの成長も叶う

なんていうか

ちょっと飛躍するかもしれませんが

血の繋がりのない家族がいても
いいじゃないか

と思うのです。

みんながお互いの
帰れる場所、であり

できないことを担い合う
そんな場所。

(以上)

思うのです。

血縁じゃなくても
古いつきあいじゃなくても

心さえ、
触れ合っているなら。

そこに、何も挟まずに
寄り添いあっていられれば。

そういう

「安全な場所」

があるから

人は、旅にも出られると
思うのです。

いつでも、帰ってきて
いつでも、飛び立てる。

わたしも

そういう場所に
出会うことができて

羽を休めて

いま、また少し
羽を動かそうかとしているところで。

また同時に、

誰かの帰る、あたたかい場所でも在りたいとも、思うのです。

自分にとっての
あたたかい場所でも

在りたいと思うのです。

誰だって
自分の目からしか

世界を見ることは、できないのです。

誰だって、弱いです。

わたしだって弱いから

どこにいるのか
自分が誰なのか

わからなくならないように

こうやって、自分に向かって
ブログを書いていたりします。

ですが

彼女のように

何を失おうとも
それを一人、心に仕舞い

誰にも打ち明けなかったのは

誰かの負担を
思い遣ったからで。

彼女のような人こそ
強さを持った人であり

自分で自分を
支えることができる人であり

誰かの何かに
思いを馳せることができる人で。

自分のように、一人
心にしまいこんでいるかもしれない

誰れかの秘めた叫びに
思いを馳せることができる

だからこそ

誰にも打ち明けなかった
のでしょう。

彼女のような人こそが
人とのつながりをつくることに

長けている人だと、思うのです。

彼女のような人ほど
自分の痛みを人に話すことで

同じ痛みを持った人を
癒すことができるとも

思うのです。

自分の弱みが
誰かを勇気付ける、とも思うのです。

突然に

恋人を失ったのです。

身寄りや、それに近い大切な人を
二人も失ったのです。

それだけでなく

親しい人たちとの
親しんだ場所も、失ったのです。

その更地を眺めるとき

どれだけ孤独か。

「私も彼氏みたいに明日死んでいるかもしれない。
人はいつ死ぬかわかりません。

死んだ時に後悔しないように。

今を最大限生きる。」

彼女の言葉は
彼女の体のなかにある言葉です。

あなたは
彼女の言葉に、何を感じますか?

わたしは
こういう言葉をご紹介できるのが

とても嬉しいのだと
気がつきました。

質問にお答えしているようで
わたしが教えていただいていて

それを、
みなさんともシェアできる。

彼女以外にも
質問をくれたり

このブログや、メルマガに
感想をくれたりする方がいらっしゃるのですが

みなさん

とても自立していて
凛々しくて

素敵な女性ばかりで。

やっぱりわたしは運が良くて

そういう人に恵まれて

お会いしたことがない方が
ほとんどですが

見えない何かでつながっていて
一緒に歩いているような

気がします。
あなたも。
わたしも。

同じように弱くて。

けど、

帰る場所があれば
羽を休める場所があれば

また、飛び立てる。

今回は
質問をお受けしてみて

よかったです。

他にも、まだまだいただいているので

大切に
扱わせていただきたいと思います。

ありがとうございます。

内藤加奈子