１日は、２４時間。

あなたは、今日を

「何」

に使いましたか？

…

人を憎むのに使いましたか？
人を恨むのに使いましたか？
人を羨むのに使いましたか？

それだって
いいじゃない。

あなたには、自由がある。

「何を選ぶか」という自由がある。

…

１日は、２４時間。

おそらく、死ぬまでの時間も
すでに決まっている。

決まっていなくたって
同じこと。

いつかは、終わる。

…

あなたは、今日を

「何」

に使いましたか？

今日という1日を

数珠のように

連ねて
繋げて

一生を、デザイン
するのなら。

「今日」という１つの粒を

「何」

にしましょうか。

憎しみにしましょうか。
笑って眠りにつきましょうか。

「明日」は作れる。

「昨日」は変えられない。

「明日」は作れる。

そのまた「明日」も、ずっと。

…

死ぬまでの時間を
「だれ」に使いましょうか。

親でしょうか。
別れた恋人でしょうか。
過去の自分でしょうか。

それも人生。
どれも人生。

でも

「あなた」はどこに？

「だれか」ばかりで

「あなた」はどこに？

自分のために使っても、いいのです。

一番大事なもののために。

…

わたしも同じです。

恐れに引きずられて
朝まで眠れない日が、

どれだけあったか。

ドブネズミ。

まるで

ぐしょぐしょの
ドブネズミ。

とても人に見せられない顔で
朝を迎えて。

誰でも同じ。

何があっても、なくっても。

ひとりっきり

それを抱えきれなくて
ドブネズミになる日。

あなたは、なかったかな？

でもそこに
美しさがある。

いびつで繊細な
美しさがある。

苦しみを善とするわけじゃない。

今日がどんな1日だって

それが、自分が描いたもの。

喜怒哀楽

どれだっていい。

それを生きているだけで。

生きている限り

また明日を
デザインできる。

明日があれば、まだ、デザインできる。

今日があれば、
明日が来る。

死ぬその日までは。

なんとかなるさ。

何度でも
デザイン変更は可能。

突然、変えたっていい。

今日まで重ねたラフ案を
全部捨てたっていい。

だってあなたがデザイナーだから。
あなたの一存で、全部。

内藤加奈子

追伸：

最近、ブルーハーツの「リンダリンダ」が頭から離れないんです。

ドブネズミみたいに
美しくなりたい
写真には映らない
美しさがあるから

もしも僕がいつか君と
出会い話し合うなら
そんなときはどうか
愛の意味を知ってください

…

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