写真は、コンサルティングの最中にメイクしているところ。みなさん、自分の美しさを忘れているから、形にしてお見せし、思い出してもらう楽しい作業です。
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「自分のことしか考えないの」と
「自分を大切にする」のとは
違います。
違う、というより
真逆、です。
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「自分のことしか考えない」場合
「排他的」な状態
であると言えます。
まるで、
移民を排除する、かの国のよう。
他人を排除しなければ
自分として存在できない。
だから、
他者を悪者のように扱い
自分を善人のように仕立て上げる必要が出てくる。
自分のことしか考えない
だから周りに
「敵」を生むことになる。
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「自分のことを大切にする」場合
常に自分に寄り添うため
他人と意見が折り合わない場面も出て来ます。
しかし、ここで
排他的、にはならないのです。
「自分に沿う」
ことをしているから、他人が
「自分に沿う」
ことをしたときに
それを当たり前に受け入れ、
どんなに、何がことなろうとも
温度を持って放置することができるのです。
自分とは異質なものを
受容する力。
まるで、身ごもった妊婦。
つわり
がおこるのは
お腹の子が、いわば「異物」であるからです。
「自分ではないもの」だからです。
しかしそれを、
体温をもって、ただそこに存在させる。
違いを当たり前に受け入れ、自分の世界に、ただ存在させる。
敵も、争いも、生まれないのです。
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あなたは、
あなたの世界に
悪者や弱者を生んでいませんか?
だとしたら、あなたは
「自分のことしか考えていない」
可能性があります。
もしあなたが
「自分を大切にしている」のなら
あなたの世界には
ただ、様々な、異なる人々が存在し
それを、あなたは
ただ、温度を持って放置することができるから。
あたたかく、
そこに
自分と同じように
責めもせず、おだてもせず
ただ、存在させることができる。
それを
「愛」
とも呼ぶようです。
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あなたは、どちらですか?
自分のことしか考えていない、のか。
自分を大切にしている、のか。
内藤加奈子