「痛み」が生まれるときとき、というのは
「他人」や
「苦しみ」に集中しているとき
そして、
その視点が
固定しているときに
起こります。
「自分」と
「楽しみ」に集中しているときには
視点は自由に動き、拡がりを見せます。
…
アメリカの、なんとか大学の
1ヶ月分の授業を
5日間に詰め込んだワークショップがあります。
「キラーコース」
と呼ばれ
受講者のなかには、朝起き上がれない人も、熱が出る人もいます。
内容は
「右脳を使って絵を描く」もので
普段使わない脳の領域を使ってものを見るため、体に変調が起こる人もいるのですが
年配の女性講師が
こう言っていました。
「脳は、楽しくないと伸びないんです」。
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確かに
苦しみのあるときは、固定されて、視野が広がらず
楽しみの中では、思わぬアイデアが出たり、そしてそれを実行することにより
新しい体感が得られたり。
…
「楽しいことをやろう」
というのではありません。
意識的に「楽しもう」
ということです。
そもそも、楽しいこと、好きなことなんて、ないのですから。
参考記事:わたしは「好きなことを仕事に」したことがありません。
参考記事:なぜ「損」したほうが「得」するのか。
…
「同じ作業」をやっていても
苦しみながらやることもでき
楽しみながらやることできるのです。
失敗、
なんて、ないのだから
楽しめばいい。
最大限に。
仕事なら、要求された以上のものにトライしてもいいのだし
要求されないものまで加えてもいい。
プライベートなら
苦しいなら、全部やめて
楽しめることに集中してもいい。
最大限に、自分の言うことを聞いてやってもいい。
…
苦しみは
「苦しみがない状態」を知るために、必要だった。
ですから
過去の苦しみを、おさらいすることには、なんの意味もない。
何度苦しんでみたって
苦しみであったことに、変わりはない。
「楽しむ」ために、活用する以外に
苦しみの役割は、ないのです。
苦しみを語り
「誰かわかって」
と、叫んだところで
誰も、わかりませんよ。
誰も、あなたではないから。
あなたにしか、感じられなかった
あなたのための、苦しみなのだから。
あなた限定の
あなたへの特別な
あなただけのための
「楽しむことを知るためのもの」
だったのだから。
自分だけで
大事にしたらいい。
独り占め、したらいい。
人になんて、教えなくていい。
わからせようとなんて、しなくていい。
一人で、
「では、わたしにとって「楽しむ」とは、どんなことなのか?」
と、聞くための題材にしたらいい。
「問題」など、ないのです。
「題材」なのです。
あなたが
あなたを
知るための。
…
さて
楽しむことを、今日も。
さて、今日は何をしようかな。
写真はリビングの花です。
内藤加奈子