許されたいなら
罰するのをやめることです。
そんな言葉が
思い浮かびました。
それは、自分も。
それは、誰かも。
誰をも許されたい。
誰をも許したい。
あなたに、もし許せない誰かがいるのなら
かならず、それを「許すこと」です。
…
「許す」なんていうと
上からの物言いのようでもありますが
「許す」という表現でないのなら
「詫びる」ということです。
それは、まず
あなたの親にかもしれません。
ひどい親だったかもしれません。
先日、4年と数ヶ月ぶりに
親に会いました。
不義理を、詫びました。
「なんて親だ」と思っていました。
友人に言われて
気がついたのです。
彼らは
わたしを見捨てたのではなく
ただ、愛していたのです。
それをどこかでわかりながら
遠ざけて、
見捨てていたのは
わたしのほう、だったのです。
ずっと待たせていたのです。
だからわたしは
自分自身に
ずっと待たされていたのです。
待っているあいだじゅう
拗ねて、
自分を恨んでいたのです。
自分がしたことが
返ってきていただけなのです。
すべてのことは
どう、あがこうとも
そう、なのですね。
だからわたしは、
また、みなさんの前に出ることにしました。
また、人生が、行き先を変えたのです。
…
子供を愛さない親など
いないのです。
それは、どんなに不器用でも。
それは、どんなにあなたに伝わらなくても。
未熟な、ただの男であり
未熟な、ただの女なのです。
大切なもの(=あなた)の
幸せを祈ったばかりに
「この子がこうなったらどうしよう」
「この子がこうならないように」と
恐れたあまりに、
「誤作動」
することがあるのです。
ロボットではないのです。
生身の人間なのです。
…
あなたに対して
ひとこと、足りなかったかもしれません。
ひとこと、余計だったかもしれません。
ひとこと、どころでは
なかったかもしれません。
そんな日が
繰り返されたかもしれません。
そのまま、別れがきたかもしれません。
けれど、
どうか、許して。
誰もが、ただの、人間なのです。
間違うのです。
思いとは、裏腹なことを
することがあるのです。
思うこそ、力あまって
後悔することが、あるのです。
あなたと、同じように。
…
「その親を選んで生まれてきた」
という考えかたがありますが
そう考えると
とても合理的のようです。
「そんなふうには、絶対に思えない」
という人もいるでしょう。
思っても
思えなくても、いい。
「親に経験させてもらったもの」
主に
苦しさ
さみしさ
切なさ
やるせなさ
そういうものの、すべて。
できれば、感じたくなかった
その感情の、すべて。
それらが、
あなたに
もたらしたもの。
そのおかげで
あなたが、生み出せたもの。
その思いを味わったからこそ
あなたと似た誰かと
繋がれたこと。
それらすべてが
「親からもらったもの」
なのです。
親を憎んだままでも
かまわないよ。
けれど、
あなたには
親のせいで、感じさせられたことがある。
=
親のおかげで、感じられたことがある。
憎しみを知らなければ
愛おしむことも知らなかったはず。
愛おしさを知ったから
憎しみを味わえたはず。
表には、裏があるのです。
裏には、表があるのです。
…
あなたは
優しさに還っていい。
あなたは
弱さに還っていい。
あなたは
小さいあなたに還っていい。
もう一度、恨んで。
ちゃんと、親を恨んで。
そして、感じたものを、
もう一度、感じなおして。
恐る恐る、でいい。
もう一度、声に出して。
その、苦しさを
その、さみしさを
その、切なさを
その、やるせなさを。
そして、もう一度、泣いていい。
何も、出なくなるまで。
身体中の水分が、枯れるまで。
それが
あなたが親から、授かったもの。
命だけでなく
その思いこそ、親から与えられたもの。
ずっと、要らないと思っていたもの。
これから、のあなたのために
これまで、があったように
どれ1つを欠かしても
今のあなたには、
成れていないから。
…
自分の代で終わらせていい。
それが、あなたには、できる。
憎しみを憎しみのまま
悲しみを悲しみのまま
あなたが隠し
あなたが抱えて生きるとき
それを、
そのまま
あなたの子供や
あなたの愛する人に
分け与えてしまうから。
たとえば、それは
「どうせ自分は・・・」
のような思いの形をとって
現実を作ってしまうから。
どんな現実を創りたかったの?
きっと、
今のそれとは、違うはず。
さあ、
詫びよう。
後悔しよう。
わたしは、そうしました。
あなたも、どうですか。
もう、あなたは
あなたを罰さなくていいのだから。
内藤加奈子
【追伸】
昨日の個人セッションの彼女も、親のことが、あったね。けど、わたしに会う少し前に、ちゃんと、終えていたね。とてもいい顔をしていたね。彼女は絶対に活躍するね。楽しみです。ありがとう。
いつも読んでくださり、ありがとう。シェアもありがとう。
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