「人生を変えたい」
という人は
多いように思います。
人生を変えられる人
人生を変えられない人
その違いは、なにかというと
「たった1つ」
ではないかと
思います。
例えて言うなら
「目の前に来た電車に、乗れるかどうか」
ではないかと
思うのです。
…
目の前に来た電車に
乗るか
乗らないか。
ずっと、
ホームに立ち尽くして
次の電車を待って
それをまた、見送って。
そうしている間に
あなたは
電車を見送ることに、慣れていく。
「また、来るだろう」
「また、いつか乗ればいい」
「また」を待つかぎり
「変わらない」。
ただ、
それだけではないかと
思うのです。
…
人生が変わるかどうか。
それは
能力の違い?
なんかじゃ、ない。
むしろ、
賢く頭を使って
考える力がある人ほど
変えたがらない、のじゃないかと。
「この電車よりも、次の電車に乗ったほうが、乗換えが少ないから・・・・・・」
そんなことを考えている間に
また一台、見送って
また一台、見送って
さらに、
見送ることに、慣れていって。
…
むしろ
わたしのような
計算のできない
後先を考えられない
無鉄砲な、馬鹿。
そういう人のほうが
人生を変えやすいのではないかと。
わたしは
悪い例かもしれないけど
OL→脱サラ→起業→失敗→銀座ホステス→起業→コンサルタント→著者→結婚→出産→離婚→講演家→休業→コンサルタント→・・・?
もはや
右往左往しすぎて
同じところに戻ったりして
グルグルしているだけのようですが
人生がゴロゴロと音を立てるようにして
何度となく方向を変えました。
最近も、そうです。
また
生活スタイルが、変わりました。
休んでいる間もなく
毎晩、堕ちるようにして眠ります。
不安に立ち止まる瞬間だって
あります。
後ろ向きになって
どちらが前だったか、
わからなくなる瞬間も
あります。
けれど
導かれるように
今も、どこへ行くのかわからない線路の上にいて
ただ前に進みながら
変わる景色を眺めながら
喜怒哀楽しながら
ただ、生きていることに
ただ、ありがたみを感じたりして。
上手く言えないのですが
それでも
それでも
なんかよくわからないけど
やっぱり未来は
明るくて
温かいのです。
…
あなたの人生も
きっと
いろんなことがあったのではないでしょうか。
「ホームに立ち続けたあなた」よりも
「来た電車に乗り込んだあなた」のほうが
失ったものは
はるかに多いかもしれないけど。
出会ったものも、はるかに
多いのではないでしょうか。
私も
こうやって、
ここであなたと出会えたのも
書くことを始めたからで
書くことを始めたのも
さかのぼれば
小さなきっかけ。
その小さなきっかけを生んだ、
そのまた、きっかけ。
来た電車に
考えもせずに
ただ、馬鹿みたいに
乗り続けた
だたそれだけ。
行き先もよく見ないで
降りては、
また、乗り続けた
ただそれだけ。
…
現状を変えたいのに
その現状にしがみつくのは
なぜなのだろうね。
今まで、とは違う生き方をしたいのに
今まで、にしがみつくのは
なぜなのだろうね。
怖いのだろうね。
怖いよね。
わたしだって、怖いです。
怖いまま、です。
なんだかんだ
人生を変える時って
泣いてます。
震えてます。
泣きながら
来た電車に、飛び乗ります。
もしくは
その電車から飛び降ります。
そして
初めてのホームに
一人、立ってみたりして。
吸ったことのない、
その土地の空気を
胸いっぱいに吸い込んでみたりして。
…
近頃とくに
セミナーやセッションでも
よくお話しするのですが
いつも
人生は
「大至急」で。
切ないほどに
「超特急」で。
そのときがきたから
そのとき、
乗るのです。
ただ、それだけなのです。
…
いつも、
待ったなし。
残酷なほどに
涙が追いつかないほどに
誘われる(いざなわれる)ようにして
人生は、変わります。
もし、あなたが
目の前に来た電車に
飛び乗ったなら。
…
わたしが好きで乗っていた車は
アルファロメオの
「スパイダー」
という車で
持ち主のわたしに似つかわしく
気持ちいいほど壊れる
旧車のポンコツなのですが
「誘うもの。いざなうもの。」
という
色気のある
異名を持っています。
あの車に出会った
あの頃も、
誘われるまま、
いざなわれるまま
人生が変わりました。
また、
モーツアルトの交響曲第40番は
「疾走する悲しみ。涙が追いつかない」
と表されたそうですが
きっと、
きっと、
人生は
悲しみだけでなく
喜びの涙も
追いつかない速さで
疾走するように
終わっていくのだろうと思います。
ならば
ならば、
わたしたちは
今日を何に使いましょうか。
また、いつか、と見送りましょうか。
その開いた扉が
閉まってしまうその前に
その足を
踏み入れましょうか。
シンデレラが、
ガラスの靴に足を滑り込ませる
それのごとくに。
新しい物語を
はじめましょうか。
その物語に
泣きながら。笑いながら。
大丈夫なんだよ。
どちらの瞬間も
あなたが
あなたに
なるために
やってくるのだから。
内藤加奈子
いつも読んでくださり、ありがとうございます。シェアもありがとう。拝読しています。
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