浮気をする人が
浮気されないかと相手を疑うように
人を嫌っている人は
自分が嫌われないかと心配するし
自分を愛せていない人が
人から愛されないかもしれないと懸念する。
人を嫌ったっていいし
人を嫌う自分を断罪しなくていい。
好きなものは好きで
嫌いなものは嫌いなだけ。
ピーマンが食べられないのに
無理して食べて、何になるのか?
っていうのと
大して変わらない。
自分を愛せないのだって
どうせ
「誰かみたいに」ならないと
自分を認めらやれないとか
意味不明な価値基準を採用しては
自分を断罪してるだけ。
あなたを裁くものがあるとすれば
あなたが採用した固定観念であり
それを採用しないことも
選べるのだから。
…
やたらと男性に媚びる女性がいるけど
たいてい
自分自身に嫌われている。
誰かの気を引くためのポーズで
SNSも塗り潰して。
自分に嫌われているという現実が
すべてを創り出しているのに
「自分」には着手しない。
だって、
「自分」に着手すれば
もう、逃げられないから。
もう、言い訳ができないから。
もう、人のせいにできないから。
…
あの人がこうなってくれれば
あの人がこうしてくれれば
あの人が愛してくれれば
そうやって
「他人」に着手していれば
人生は「楽」。
常に「問題」は自分の「外側」にあり
それは
自分の手ではどうしようもないことであり
だから
うまくいかないことも
「外側」のせいにできる。
「方法」のせいにできる。
「状況」のせいにできる。
しかし
そうやって、
「他人」に着手しているあいだじゅう
「自分」を置き去りにしているから
「自分」からの怒りを買い
「自分」に恨まれ
「自分」に嫌われる。
その切なさを
「誰か」が愛してくれたら…
と、問題をすり替えて
「わたしなら、あなたを幸せにできる」?
自分自身すら
幸せにしてやれていないのに?
…
私ごとを挟みますが
いま、何も足りないものがありません。
いいえ、世間的に言えば
将来の見えない仕事をして
子供と二人で、なんて
足りないものだらけかもしれないけど
わたしには
足りないものがないのです。
全部、ある。
なぜなら
「自分自身の奴隷」
となって
生きているからです。
自分に従う
もう一人の自分がいて
従った自分は感謝され
いつも二人は
意気投合して
今日は明日やを、考えて。
ときに、意見の相違があっても
そこに、「対話」が存在して
一方的に押しつぶしたり
押しつぶされたりすることもなく。
自分と自分が
これだけの関係を築いていることが
満足。
満ち足りている、のです。
あれも、これもといえば
無いものが多いかもしれませんが
楽しいのです。
しかも、楽。
いいえ、
体力を使うこともあるし
たくさん眠る日もあります。
だけど、
いろんな人が助けてくれて。
今日なんか
引っ越してから
仕事、仕事で
なかなか片付かない自宅を
友人たちが
キッチンを片付けてくれたり
リビングの家具の配置を考えてくれたり。
「誰かやってくれたらいいな」
って思っていたことが
全部やってもらえてしまったり。
「そうなったらいいな」
と思うことが
怖いくらい、そうなっていく。
…
わたしがすごい、とかじゃなく
そういうもの、みたいです。
流れに逆らわず
従っていく。
誰かとの間に
何かを見出すためじゃなく
自分との間に
ゆったりとした温度を見出して。
目的も
目標も
なくていい。
ただ、思いつくままに
自分に従うがままに。
ときどき、怖くなって
「他人」に求めたって
それすら学び。
失敗すりゃいい。
どうにも変わらない現実に
絶望すりゃあいい。
でもね
命短し、恋せよ乙女。
これは、女に限ったことじゃないな。
命短し
自分に熱狂せよ、すべての人よ。
一番そばにいて
お前にエールを送れるのは、誰だ?
一番そばにいて
お前の言葉にうなづいてやれるのは、誰だ?
見逃すなよ。
いまのその心の震えを。
聞き逃すなよ。
いまのその言葉にならぬ声を。
それを見せてくれるのが
それを聞かせてくれるのが
他人
であるだけ、なのだ。
他人がいて
それに対して感情が湧くから
自分についてを
察知することができる。
他人は、データ。
あなたが「どう感じる人間なのか」を教えてくれる
大切なデータ。
あなたについてを教えてくれる
あなたについてを表示してくれる
あなたを表してくれるデータ。
その意味で
「他人は自分」なのだ。
自分を知る術として
必要なものなのだ。
他人が大切なのでも
自分が大切なのでもない。
どちらも、同じ、なのだ。
…
さて
そろそろ
「あなた自身」に着手しないか?
命は、短い。
死ぬ日に
「自分に従って生きた」と言えたら
おそらく、悔いはないだろうよ。
内藤加奈子
【追記】
自分を大切にする、などと言うと
他人を粗末にする、ことと
混同する人がいるけれど
違うよな。
他人は、自分を知るための大切なデータ
であるからして
「他人は自分」で在るのだ。
他人を粗末にすることに成功したとて
何も手に入るものはないだろうよ?
たいてい
他人を粗末にしなくちゃならないのは
まだ親に仕返しをしている最中の子供だ。
いい大人になっても
自分に向かわず
親に向かって
生きている人もいる。
けど、
下手くそだった親を
もう、許せばいい。
大人の事情に屈した親に
同情してやればいい。
のっぴきならない状況が
あなたにもあるように
親にも、あった。それだけだ。
「いい親」に育てられた人も
つるんとした人生に
コンプレックスを感じたりするものだろう。
どんな人生なら良かったかなんて
考えたって意味がない。
創れるのは、今、だけじゃんさ。
そして、今を
自覚的に彩ることができるなら
同列に
過去と未来も
決め得ることができるのだから。
簡単さ。
シンプルなんだよ。
複雑にしているのは
わたしたちだけ、なんだもの。
…
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