幸せは一瞬。不幸は永遠。のように感じる話

IMG_1284あなたの「幸せ」って

「何」ですか?

「幸せになりたい」

とか言うけど

「幸せ」って
「何」なのか

わからないまま

それを願っている人も多いような。

「幸せ」って

「一瞬」なのです。

一瞬で過ぎていくから
それを感じ逃してしまうと

まるで、

無かったもののように
通り過ぎてしまうのです。

たとえば、

お風呂のお湯に
たっぷりと浸かる瞬間

寒い日のホットチョコレートの
甘い香りと、カップの温かさ

日差しを浴びた洗濯物を
取り込んだときの、あたたかさと香り

それを

ピックしながら
生きていないと

まるで

無かったもののように
過ぎていってしまうのです。

一方、

「不幸」は

「永遠」のように感じられるものです。

こちらから
感じ取りに行かなくても

あなたの思考に
まとわり付くように

追いかけてきては

あなたを泣かせたり
あなたを切なくさせたり。

受け身でいるだけで

いつでも
どこでも

それに、
まみれて居ることができる。

また、

痛みや
苦しみというのは

ある種の「充実感」を与えてくれます。

人生は、ヒマなのです。

80年もの間
生きていなければならないのですから。

同じものばかり食べていると
たまには別のものも食べたくなるように

私たちは
生きることに退屈してしまう。

日本に暮らして
仕事もあるなら

毎日、同じことの繰り返し。

私たちは、
生きることに飽きてしまって

「アクセント」をつけたくなって

まるで、退屈しのぎに

鼻歌でも歌うように

苦しみや
悲しみを

わざわざ探してみるのです。

だって、ヒマですから。

さて、

あなたは

どんな人生を見たいでしょうか。

「幸せ」
「不幸」

どちらの道の上を
歩いて行きたいでしょうか。

「幸せ」は「一瞬」。

いつも見つけて

いつも感じて

その指の間から
こぼれおちてしまう前に

優しく、キャッチして。

そして、あなたの体に、馴染ませて。

「幸せ」が
あなたの体に馴染むほど

「不幸」は
幻想であると

体が、解るものです。

頭でなくて、体が知るのです。

知らせてあげてください。

あなたの周りには
あなたにキャッチしてもらいたい

たくさんの「幸せ」が

まるで
あなたの周りを

春のサクラの
花びらのように

あなたの頬をくすぐりながら

通り過ぎているから。

いまも。

いつでも。

それを、見て。

それを、知って。

それに、触れて。

それを、感じて。

どうか、逃さないように。

いつか、じゃないのです。

いつか、幸せになる、のじゃないのです。

いつか、を追いかけている人は

いつか、願いが叶ったときにも

それに、気がつかないのです。

いつも、無いものを追いかけているから。

いまが、見えていないから。

いま、です。

あなたが「幸せ」を感じるのは

「まさか、ここに幸せなんて無い」

と信じて疑わなかった

その場所に

存在しているから。

あなたが、それを見たくないのは

「ゲームオーバー」

が怖いから。

ただ、それだけです。

「幸せ」になってしまったら

このゲーム、が終わってしまう。

退屈しのぎに最適だった
この「不幸ゲーム」が終わってしまう。

面白かったでしょう?

ハラハラしたでしょう?

泣いたでしょう?

死ぬかと思ったでしょう?

だけど、そろそろ。

もう、どうかな?

そろそろ、新しいゲームを。

「幸せ」の「一瞬」を

キャッチするゲーム。

どっちのゲームがお好みかは

あなた次第、ですけどね。

どのような人生を歩くのかは、

あなた次第、なのですよね。

 

内藤加奈子

 

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