負けていきましょう。
損するときは
きっちりと損をしましょう。
損を避ければ
得をするようで
それは一時的には
得をしたことにはなるのだけれど
自然に四季があるように
宇宙に巡りがあるように
冬には寒さを迎え
春には芽吹きがあるように
今の時期を
じっくりと
「それ」として過ごす。
楽しさならば、存分に笑い
美味ならば、存分に感謝し
それと同じく
損ならば、存分に損を取る。
そのメリハリが
そのクリアさが
次の足場を
整えてくれる。
存分に。
クリアに。
制限はありません。
どれだけ楽しむのも
どれだけ負けるのも
同じく
自由に。どれだけでも。
深呼吸をするように。
どの要素も
深く。
深く。
…
より良く生きるために
より多く感じ取るために
より豊かに感じ取るために
負けるならば、より、一層に。
潔さ。
クリアさ。
より、何もないほど
より、一面、白いキャンバスに整えるほど
つぎに描き出すものが
鮮明になっていく。
…
「損して徳とれ」
などと言いますが
そう、なのだと思います。
「立つ鳥、あとを濁さず」
にも、似ているかもしれません。
…
多くを感じることを
「豊かさ」と呼ぶのでしょう。
今感じている
喜怒哀楽
そのどれもを
より深く感じること。
それへの、潔さ。
それへの、まっすぐな在り様。
そこに、勇気を使うこと。
どんなに何を持っていても
自分へのまなざしに
曇りや、誤魔化し
逃げや、誤解がある限りは
外側の世界に
何をどんなに持とうとも
「豊か」には、なれないのです。
「豊かさ」は、感じることができないのです。
…
さて、あなたは
どれくらい「負ける」ことが
できるでしょうか。
わたしも、探求の途中です。
よろしければ、ご一緒に。
いつもありがとうございます。
内藤加奈子