なぜ「愛されていない」と感じるのか？—そこにある「誤解」とは？

どんな「思考法」も
どんな「戦術」も
どんな「成功」も
どんな「幸せ」も

それが、

どんなに、上手くいっても
どんなに、華やかに見えても

いわば、

「船上のダンスパーティー」

でしかありません。

あなたが
どんな船に乗っているのか？

あなたの船は
誰が舵を握っているのか？

という

「土台」に対する

「誤解」がある限りは

どんなに
そのダンスパーティーが盛り上がろうと

「帰る場所のない旅」

を続けることになるのです。

……

私たちは、

子宮から生まれてきました。

例外はありません。

子宮という場所は、

呼吸する必要すらない
食べるという行為すら必要ない

温度も最適に整えられ、

外敵から守られた、

この上なく快適な場所です。

しかし、

その場所から出てきた瞬間に

いきなり、

自分で息をしなくてはならなくなり

いきなり、

いろんな手に触られたり…
何かに乗せられたり…

さっきまで聞こえていた
お母さんの声は突然に遠くなり…

お母さんが居ない
別の部屋に連れていかれて

お母さんは
どこに行ったのかわからなくて

何が何だか
わからなくて

おギャーーー
おぎゃーーーーー！！と

悲しみや
怒りに似たものを感じて

泣き叫び続けたのです。

……

そして、

私たちは

「誤解」

をするのだといいます。

お母さんに嫌われたんじゃないか…
お母さんに見捨てられたんじゃないか…
お母さんに愛されていないんじゃないか…

それらの「誤解」は

いわゆる「潜在意識」の部分に

深く埋め込まれるのだといいます。

ですから、

自然なことなのです。

すべての人が、

理由なく、
無意識に、

人から嫌われないか不安になり
人から見捨てられないよう顔色を伺い
人から愛されたいがために依存したり

そういう

「疑念的な行動」

をとるのは

自然なことなのです。

しかし…

ポイントは、

これが

「誤解である」

ということです。

あなたは、
ただ「産まれた」だけであり

あなたは、
ただ「子宮から出た」だけであり

母親に見捨てられたわけでもなければ
母親に嫌われたわけでもなく

だだ

「お母さんの体から分離した」

という事実が、

そこにあっただけなのです。

さらに言えば

この世に
産まれてきただけで大歓迎され

可愛い、
可愛いと、

色々な人に
あやされて

泣いただけで

ミルクも
オムツも

すべてがケアされて

泣けばすべてが
整えてもらえたわけです。

あなたは、

ただ愛されて、愛され尽くした

そういう存在なのです。

（いつも長文ですが、今日はここらへんが折り返し地点です。）

……

しかし、

その「誤解」は

私たちが意識できない
深い意識の層に

埋め込まれていますから

誤解していることすら
知らないままに生きてしまいます。

お母さんに愛されたい
お母さんに褒めてほしい

から始まり

大人になれば、

異性に愛されたい、注目されたい
誰かに褒めてほしい、評価されたい

というような

「欠乏感」

になるまで
膨らんでいきます。

さらには

「誤解」は
「経験」によって
「強化」されていきます。

そして、

どんなに愛されても
どんなに注目されても

どんなに褒められても
どんなに評価されても

さらなる「欠乏感」にフォーカスし
それに突き動かされて行動するため

さらに大きな「欠乏感」を生み

それは、

雪だるま式に
膨れ上がっていくのです。

その「愛の欠乏感」が

さまざまな病や
さまざまな事件に

発展していることもあるのです。

（難産で生まれた赤ちゃんや、お母さんが病気を抱えるなかで生まれた赤ちゃん、帝王切開で生まれた赤ちゃんなどは「お母さんに申し訳ない」という気持ちから「自分なんて居なければいいのに」「生まれてこなかったらよかったのに」というような、自己否定、存在否定を持つとも言われています。）

……

あなたの「誤解」は
解けそうでしょうか。

あなたは

ただ子宮から出て産まれただけ。

誰にも見捨てられたわけでもなければ、
誰にも嫌われたわけでもない。

ただ、お母さんの体から離れて

ただ、生まれただけ。

誤解なのですから、

もう、

やめませんか？

寂しさのために仕事を頑張ったり
切なさのために婚活したり
虚しさのために異性やセックスに依存したり

それで、さらに

寂しさ
切なさ
虚しさ

を、引き寄せるのは。

そして仕事で成功しても
そして結婚したとしても
そして数多く恋愛したとしても

どんなに
「船上パーティー」が華やかになろうとも

あなたは

寂しいままなのだから。

すべての悲しみのもとは

「誤解」

だったのだから。

あなたは

ただ、

大切に守られて
生まれてきた宝物なのだから。

どうか

誤解を解いて。

どうか

「帰る場所」を

あなたの中に。

内藤加奈子

【追伸】
私の船は、帰る場所を失ったまま漂流していました。心は空虚なまま、それを誰かや何かに埋めてもらおうというのがモチベーションになり、ビジネスでも結果と実績を残してきました。そして結婚もして子供も産んで、人から羨まれるような「華やかな船上パーティー」のような暮らしをしてきました。しかし相変わらず、帰る場所のないまま、いつも死にたい気持ちを抱えながら生きていました。それも、つい最近まで。だけれど、専門家に学び、「誤解」があるのだと知り「帰る場所」を見つけました。それは、私自身の中にありました。きっと、あなたも。まだ漂流していると感じるのなら。あなたの中にあります。それは何があっても失われることのない、温かな場所です。どうか「誤解」から解き放たれて。

【受講生募集中の講座】

Processed with MOLDIV