お二方に
はじめてお会いしたのは
碇谷圭子さんの
出版パーティでした。
著名な方です。
もちろん、
存じ上げてはいました。
Facebookに連ねられた
言葉の数々のみでも
「そのまま」を表現される姿が
潤沢な根を生やした樹木のように
自然で美しくて。
力があって。
それぞれに
たくさんのファンがいらして
わたしにとっては、
碇谷圭子さんの
向こう側にいらっしゃる
遠くの方でした。
（昨日、智子さんのメイクをさせていただきました）
・・・・・・
はじめてお目にかかったとき、
お二人並んだお姿に
なんともいえず、
惹きつけられたのを
今も鮮明に
思い出すことができます。
実は、わたし…
「もう恋はしないだろう」と
思っていたのです。
しかし、
その思いは
まるでなにかを閃くときように
一瞬にして過去になり、
お二人のような
あのような姿があるのなら
「わたしも、それになってみたい」と
再び、憧れを持つことが
できたのです。
・・・・・・
今日の金沢のライブでも
お話しされていました。
あるとき、
こう「決めた」のだとおっしゃいます。
「僕を見た人は、幸せになる」。
たしかに、
そこに姿があるだけで
わたしは、
いつかの憧れを
捨てようと思っていた憧れを
思い出すことができました。
恋についてものみでなく
人それぞれに
私のように
何かを思い出す方が、
たくさんいるのだと思います。
（楽しかった。）
・・・・・・・
また、
「心屋は宗教ですからね。笑」
などとおっしゃると、
会場には、
何度となく
笑いが起こっていました。
わたしは、
自分の心に
「自分オリジナルの宗教」を持つことは
とても重要だと
考えています。
自分の宗教を構築する上で
誰かのを借りることは
なによりの近道、だと
思っています。
むしろ、
オリジナルにこだわることなく
たとえば、
Aという考えと
Bという考えのハイブリッド
とするならば、
それもすでに
そうとした人のオリジナルであるとも思います。
また、
わたしが考える「宗教」というのは
自分との信頼関係 ＝ 自信
これを思い出すための
ひとそれぞれの「思考法」であり
それを求める道のりの中では、
様々な喜怒哀楽に出会い
そのどれをも感じ尽くし
そのどれもから逃げることなく
（ときに逃げた自分をよく見てそれも感じ）
やがて捨てた自分や
見失った自分を見つけ出し
今日を純粋に笑いながら
今日を純粋に泣きながら
生きていくためのもの
（死ぬまでを大切に過ごすもの）
であると思っています。
全ての人が
自分の宗教の教祖であり
その経典を
自ら描きながら進化させ
下手くそな生き方から、
少しずつでもスイスイと
この世を泳げるようになっていき
泳ぎを覚えるまでは
ときおり溺れそうになり
泳ぐことを諦めて
陸に上がりたくなることなども
それらすべてを指して
それらすべてを経験できることを
「しあわせ」
と呼ぶのだと、思います。
憎しみに震えた日も
悲しみに絶望した日も
病める時も
安らかなる時も。
・・・・・・
わたしにとっての
目下の楽しみは
いつかまた、
恋をすることです。
とりあえず
今日の仕事と
今日の子育てを、
楽しみます。
どんな日も。
そのような今日に、
辿り着くことができたことを
圭子さん、心屋さん、智子さんに
心から
感謝を申し上げます。
内藤加奈子
内藤加奈子（ないとうかなこ）
１９７５年東京生まれ。１日生きて居るのがやっとという１０代を過ごし、アパレル業界を経て起業するも失敗し、無一文となり、銀座ホステスを経て、再び起業。店舗コンサルタントとして８冊の本を執筆。小規模商店から大手企業までをクライアントに持つ。１児のシングルマザー。
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