利用される世界か。愛される世界か。 〜40年間、眠っていた話。

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他人の優しさ
他人の助言
他人の好意

それを

「受け取れない人」がいます。

何かに誘ってもらったのに
「わたしを利用しようとしているのだ」

手伝おうとしてくれたのに
「私を弱い者扱いして!」

心配してくれただけなのに
「文句が言いたいだけだろう」

など、

この世に対して
まだ「恨み」を抱えている場合

人の愛が受け取れず

この世には
愛はないのだと

彷徨うことになります。

ちなみに私は
40年以上彷徨ってきました。

……

「悲しみ」から生まれた「怒り」
「怒り」から始めた「争い」
「争い」が生んだ「勝者・敗者」

全ては

「悲しみ」に起因しています。

なぜ
これほどまでに

私たちは、

各々の心の中で「争い」

「自信」がある、なし、に翻弄され

「悲しみ」を生み出しては

それを補填してくれる快適さを

異性や
家族や
仕事や
子育てなどに求めてきたのか?

そこには

「誤解」

があるからなのです。

……
私たちは生まれた日に

「この世は悲しい場所」であると
「誤解」しました。

母親の体から離れ
ひとりぼっちになったのだと

「深い意識」が
「誤解」したのです。

無理もないでしょう。

出てきたこの世は

命の源だった
温もりの羊水が無くなり

肺の中に
はじめて空気を押し込まれ

苦しくて

「オギャーーーーーオギャーーーーー」

と泣きじゃくり

気がつけば

絶えず聞こえていた
お母さんの声が遠くなり

同じように泣きじゃくる
赤ちゃんたちと並べられ

お母さんはどこかに行ってしまい

(実際には自分のベッドに戻っただけなのですが)

「絶望」

したのです。

もうお母さんに会えない
もうお母さんに嫌われたのだ
もうお母さんに見捨てられたのだ

この世はなんて場所だ

「オギャーーーーーオギャーーーーー」
「(悲しいよーーー寂しいよーーーー)」

その小さな体にある体力を
すべて使い果たすほどに泣き叫び

疲れて

眠ったのです。

眠りに入るときには、

「深い意識」と

アクセスしやすくなると言われています。

人生で初めて眠る時に、その

「絶望」で
「深い意識」を塗り潰すようにして

私たちは
眠ったのです。

………

そこからはさらに、

「誤解」を

重ねていくことになります。

すべてやってもらえていたことを

ある日

「自分でやりなさい」と言われ
やってもらえなくなります。

抱っこだったのに
自分の足で歩くことになります。

そのとき

あなたに

弟や妹がいたとしたら

お母さんの腕の中に
別の赤ちゃんが抱かれているとしたら

その絶望感は
さらに色を濃くしてきたといえます。

「やっぱり私は見捨てられた」
「やっぱり私は嫌われた」
「やっぱり私は可愛くないのだ」

そうやって

自分の「女性性」や「男性性」に
分厚い「フタ」ををしてきた方も

多くいらっしゃいます。

こうやって

「生まれた日の誤解」は
「さらなる誤解」を生み

あなたの
成長にともない

人との関係という
社会が広がるなかで

その誤解は

異性や
上司や
同僚や
部下や
友人や
ママ友や
子供に差し向けられていき

あなたは

その「誤解」から生み出したものを
さも「現実」であるかのように

「過去」として
「記憶」してきたのだとしたら?
……

 

わたしは

生まれてから40年間、
眠っていたと思います。

目を開けているのに

「現実が見えていない」
「事実が見えていない」

のですから

眠っていたのと同じことです。

さらには

戦後の日本には、

GHQにより

「3S政策」として

SCREEN(映画)
SPORTS(プロスポーツ)
SEX(性産業)

(SPEED(車)も含む説もありますが)

この3つによって

「娯楽」がもたらされ

わたしたちの

「誤解」したままの脳は
「悲しみ」から逃れる場所を与えられ

恋愛に依存したり
ギャンブルに依存したり
セックスに依存的なまでに没入したり

ときに

物欲に没入したり
学歴に依存してみたり

見栄を張ることや
競争に勝つことで

「悲しみ」から

逃れようとしてきたのです。

その「悲しみ」は

「誤解」が生んだ
「虚像」であるのに。

真実でもなければ
事実でもないのに。

 

(いつも長文なのですが、今日はこのへんが折り返し地点です)

……

真実を

見てみましょう。

まずは、

あなたが生まれた日から。

あなたが生まれた日

あなたは生まれただけ、

だったのです。

お母さんに
見捨てられたのでもなければ

お母さんに
嫌われたのでもなかったのです。

(実際に、お母さんと二度と会えなかった方もいらっしゃると思います。生んでから亡くなられたり、事情により人に託さなければならなかったり。それでもお母さんは、泣きながらあなたを手放したはずです。毎日毎日あなたの幸せを祈ってきたはずです。それは、きっと今も。)

母親の端くれとして
言わせてください。

どうか

あなたの母親を

舐めないでください。

母親というのは、

自分の体にある栄養を
赤ちゃんに与えて

自分の体のなかで大きくし、

自分の体を痩せ細らせ
自分の髪の毛が抜け落ちるほどに

体液から

おっぱいから

「命」を与えてくれ続けたのです。

あなたが欲すれば

夜中でも

24時間

365日

あなたにおっぱいを与え
あなたのオムツを替え
あなたに危険がないよう掃除し
あなたの寝息を確かめ
その間に家事をし

お母さん自身は

自分が食べる時間も
自分がトイレに行く時間も見つけられず

白髪を増やし
肉体を劣化させながら

あなたに

命を与えつづけた人なのです。

それが、

あなたのお母さんであり

あなたが受け取った「愛」なのです。

あなたの体は
「愛」によって成立したのです。

そして、

母親が
あなたの命についての
活動ができるように

外へ出て働いて
お金を稼いできてくれたのが

父親です。

母親も必死
父親も必死

そこでは

あなたから見て
諍いのようなことも

あったかもしれないけれど

二人は、

あなたに命を与えるために
あなたに愛を与えるために

あなたを育てるために
今のあなたのように大きくするために

生きたのです。

愛されなかった?

「誤解」です。

すべてを受け入れてくれるのが愛?

ではありません。

「成長を促すこと」
「自立を促すこと」

これこそが「愛」。

「悲しい」と
「誤解」したから

「かまってくれるのが愛」だと

さらに誤解したのです。

あなたが妻なのなら

夫が働いて帰り
疲れて眠ることを

「愛がない」などと
誤解しないでください。

あなたに彼がいるなら

その彼が
仕事で忙しく

あなたとの時間がとれないことを

「愛されていない」などと
誤解しないでください。

食べさせて
家族を守る力

それが、男の人の愛です。

愛する力を鍛えるために
仕事にエネルギーを注ぐのです。

・・・・・・・

あなたの「誤解」

少しでも解けることを
祈って。

最後に。

何かに誘ってもらったのに
「わたしを利用しようとしているのだ」

人生を手伝おうとしてくれたのに
「私を弱い者扱いして!」

心配してくれただけなのに
「文句が言いたいだけだろう」

黙って見守ってくれているのに
「わたしのことはどうでもいいのだろう」

他のことで時間をとられているだけなのに
「わたしはいつも後回しだ」

自分が出かけるのが遅かったのに
「電車が行ってしまった。ツイてない」

自分の目でその人や物を選んだのに
「思ってたのと違った。裏切られた」

そんなふうに
感じることがあるなら

あなたは

まだ、

眠っているのかもしれません。

被害者的に生きるほうが
楽ですから。

眠っていられますから。

目を覚ましたこの世界は

自分が思うものがそこにあり

事実だけがそこにあり

絶望的なほどに
穏やかな世界です。

そして

みんな「誤解」しながらも
懸命に生きていて

その姿は

一人残らず

「美しい」。

この世界に生まれたことを
こころから祝福し

感謝する気持ちに
満たされます。

あなたの世界を
困難なものにしてきたのは

あなたの「誤解」と
その積み重ねです。

目が覚めたあとの世界は
とてもスムーズな世界です。

事実だけを見て
自分を生かすことができる

シンプルな世界です。

どうか

あなたの「誤解」が解けて

あなたの「美しさ」に

目覚めていただけますように。

内藤加奈子

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秋田でイベントを開催します。
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内藤加奈子が
あなたの「見た目」をプロデュースします体験講座第三弾@秋田
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内藤加奈子(ないとうかなこ)
1975年東京生まれ。1日生きて居るのがやっとという10代を過ごし、アパレル業界を経て起業するも失敗し、無一文となり、銀座ホステスを経て、再び起業。店舗コンサルタントとして8冊の本を執筆。小規模商店から大手企業までをクライアントに持つ。1児のシングルマザー。

【女性】のための個人セッション
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