勇気がある人。

Amazonとかで買ったものの「レビュー」を書く人のなかに、買った商品の「悪評」を書く人がいるけれど、勇気があるな、と。なぜなら、自分の「勘の悪さ」や「見る目の無さ」を自己紹介しているようなものだから。もしくは「自分が買ってやったのに損させやがって」のような。自分で選んだのに。

「得」しようとする人は、自分の世界に「損」を存在させるから、結局、損をして。たまの得に踊らされて。「すべて自分が選んでいる」とするならば、損も得もなく、ただ「自分が選んだもの」としてすべてが存在し、これからも「すべて自分が選び出せる」という自負にもなり。

家族への不満、恋人への不満、上司、部下への不満、も同様に。レビューする前に、それを「選んで」そこに居続けることを「選んで」いる自分を省みるならば、「勇気ある自己紹介」に使っていたエネルギーは「未来の自分」への順路を選び進むことに注ぐことができる。

「これから買う人へのアドバイス」という「後付けの美化」のためにそれを選んだわけではないでしょう。被害者で居れば、文句を言っていれば、泣いて叫べば、お母さんが快適な状態にしてくれたのは、人生の最初の2年。遠い昔の話。しかし、あまりに快適だったために、その世界を忘れられない子供の心が、いわゆる深層意識には、根深く存在して。

しかし、大人として生きるか。子供のまま生きるか。は、選べます。あなたが、選ぶなら。

(1年前の投稿より。Facebookにはこのような文体で書き下ろしています)