写真は、リビングの一角です。
たいてい、みかんとバナナは置いてあって、子供がすごいスピードで消化していきます。…
子供が喜ぶ顔を見ると
無条件に、親も顔がほころぶもので
ペットがいるご家庭なら
ペットが寝ている様子がそこにあるだけで、優しい気持ちになったり。
そんな感じで
「そこに、ただ、存在するだけ」
それだけで、誰かの喜びになる。
あなた自身も
「そういう存在」
であることを、忘れてはいませんか?
…
いいえ、わたしは美人じゃないから
いいえ、わたしは何もできないから
そういう「拗ね」を
さっさと捨てること。
まずは、そこからです。
美人なんて、ヘアメイク次第で、いくらでもつくれます。
そして、むしろ、なにもできないくらいでちょうどいい。
だって、私たち女は
誰かの役にたちたくなったり
そのために動き回ったり
母性、があるからね。
仕方ない、ともいえるのですが
それって、女にとって
「トラップ」
なんじゃないかって、思うのです。
自分のこと、
忘れやすいのです。
自分のこと、
後回しにしがちなのです。
自分のこと、
思い出せなくなりやすいのです。
…
ここ数日は、このたぐいのことばかり書いている気がしますが
文字通り
「女」が「喜ぶ」
それだけで、誰かの
「嬉しい」になります。
「わたしは愛されないんじゃないか」「わたしは愛されているかどうか」と
「誰」かの愛に軸を置いてしまっているときは、もれなく、自分のことを置き去りにしているときで
置き去りにされた自分自身の悲しみや怒りを、いずれあなた自身が刈り取ることになる。
それすら経験の一つではあるにしても。
…
女の体は
凹凸でいうなら、凹。
受け入れるカタチ、をしています。
愛されようと動き回るのは、凸の在り方。
わたしたち女は、
動かなくていいのです。
それは動作の意味もあるけれど
精神的な意味を主として。
むしろ、
動いてはいけないくらい。
ただ、そこに居るだけで、
ただ、そこで感じているだけで
喜怒哀楽を表現しているだけで、いい。
いい、というか
それが「女」。
男性のチカラを知っている女は、
動き回らないのです。
「頼る」
ということを知っているから。
喜怒哀楽を表現していくだけで、
男性は
すべてを叶えるチカラを持っているのです。
…
しかし、 もしあなたが
「怒」や「哀」だけを表現していたら
それも、叶います。
愛されているかどうか不安な女性は、つい、この「怒」や「哀」ばかりに気を取られて、それを表現することに気を取られて、そこにだけ偏った素直さを発揮してしまって
その結果、現実がさらに、怒りや哀しみにまみれたものになったりしています。
はたまた
「喜」や「楽」を表現していると
それも、また同じ仕組みで増幅していくのです。さらに喜びや楽しさにまみれていくことになるのです。
けれど
私たちは
「苦あれば楽あり」
と教わってきたからなのか、苦しんでいたほうが、苦しんだ顔を見せているほうが、いつかの幸せに結びつくように思い込まされているのかもしれません。
選んだもの
が、増幅されるだけなのに。
…
しかし、
楽しいことや
喜ばしいことだけを選んで
哀しいことや
怒りたいようなことを押し殺して
ポジティブなことだけを
無理して表現しなさい
といことでは、もちろんありません。
ときには
哀しこともあるのかもしれないし
怒りたくなるようなときもあるだろうけど
覚えておきたいのは
哀しみや怒りというのも含めて、全てのあなたの感情は
「過去のデータ」
を材料に作り出したものでしかない、ということ。
過去の何かが引き金になって、今のできごとによってその感情が呼び起こされているということ。
だから怒ることはムダだ
というのじゃなくてね
そのくらい「いま」じゃないということ。
記憶、だから。
…
過去に邪魔されたいうちは、しかたないのかもしれないけど
過去にこだわっていたいうちは、それが必要なのだろうけど
どうせなら
「喜」
と
「楽」
のほうが、体にも、美容にもよさそうじゃない?
不安が出るのは脳の機能だし
哀しみや怒りもデータの産物だし
それは、それで、あってもいい。
それは、それで、押し殺すでもなく、垂れ流すように、体から排出してしまったらいい。
そして
いますぐ自分に与えたらいい。
まずは自分で、与えたらいい。
楽しいこと。
好きなこと。
美味しいもの。
ちょっと楽なこと。
いつもよりちょっとだけ、ゆっくり紅茶を飲むとか
いつもよりちょっとだけいい口紅を買うとか
いつもよりちょっと長めにお風呂に浸かるとか
いつもより、ちょっと。
いま、すぐ、できることから。
そんなことを、いま、すぐ、探すの。
そんなことをしていたら、怒りとかなんとかって、結局は「過去」や「他人」に対してのことだから
「いま」の「楽しさ」には、敵わないのよ。
…
問題は、問題化させたい気持ちがあるから、問題に成長するのであって
そもそも
この世に、問題なんてない。
あるのは、問題化させたがる自分。
問題化させたがる、あなたのクセ。
…
「女」
なんですよ。私たち。
問題の解決は、男の人たちの得意分野です。
ただ、笑ってるだけ
まあ、怒ったっていいけど
ただ、そこに居るだけで
「場」に与える影響力が凄いのが、私たち女なのです。
「場」には、自分も存在しますから、自分自身にも、与える影響が絶大。
自分に、どんな影響を与えたいのか。
そろそろ、楽になってもいいのですよ。
苦しみたいなら、まだやったらいいけど。
忘れないでくださいね。
あなたが楽しんでいるだけで、それが誰かの喜びになるから。
女は誰でも、幸運の女神、なのだから。
過去や苦しみに飽きたなら。
そろそろ、あなたの輝きをこの世に放って。
誰のためでもなく
何のためでもなく
ただ
あなたのために。
あなたが
あなたに
なるために。
あなたが
あなたで
あるために。
内藤加奈子