願いは叶えるものじゃなく、叶うもの。

FullSizeRender 59今日は、生活雑貨の某会社さんのオフィスに、月一回おじゃまして各部門のコンサルティングをするという1日で、合間があったので、ちょっと抜け出してサボりながら、ランチ休憩しながらこれを書いています。

ここ数日、宣伝ばかりしていたので
今日は、きのうの予告しました

「服」や「人生」をコーディネーとすることは
「色」と「面積」を「配置」すること

について書きたいと思います。

あなたにも
経験がありますでしょうか。

何をやっても
どんなふうにやっても
いつまでたっても

「結果」が出ないこと。

それは、多くの場合

「結果」の「カタチ」にとらわれて

「心地よさ」を

見失っている可能性があるのです。

……

私は「服の着かた」の講座を
ときどきやるのですが

そのなかの「ワーク」で

「好きな色の配置」について
考えてもらいます。

雑誌から
「好き」なコーディネートを抜き出して

そのコーディネートの
「色の配置」から

どんな「色」が好きで
それがどんな「配置」になっていると

「いいなぁと感じる」=「心地よい」

のかを、自分に聞きながら
ピックアップしてもらうのです。

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(こんなシートをつくったりします。)

……

「服」なら…
シーズンも、トレンドも常に変化しますし

「人生」なら…
自分の年齢や、仕事や、家庭などの状況は、時を経るごとに変化するものです。

けれど、

あなたが感じたい
あなたが求めている

「心地よさ」

は、そう変化するものではないと
思うのです。

たとえば…

「人と関わるあたたかさを感じたい」
「誰かと一緒に、笑いあいたい」

そういう「心地よさ」は
子供でも大人になっても

そんなに変化はない、と思うのです。

……

ちょっと、服に例えて考えてみましょう。

あなたが、
ファッション雑誌などを見て

「こんなスカートを履いてみたい」

と思ったとします。

けれど、欲しいのは

「そのスカート本体」というより
「そのスカートを履いくことで得られる、なんらかの体感」

ではないでしょうか。

お尻が綺麗に見えそう、とか
ひざ下が長く見えそう、とか
女らしく見えそう、とか

そういう「体感」が欲しくて

それが具体化された「スカート本体」を見て

「そのスカートが欲しい」

と感じるわけです。

……

これを
「仕事」に変換してみると…

「起業したい」

という人がいるとして

「起業」という
「行為自体」をしたいというよりも

起業することによって得られそうな

時間が自由に使えそう、とか
今より金銭的に楽になりそう、とか

そういう「体感」がほしくて

それが具体化された「起業している人」をみて

「わたしも起業したい」

と感じたりするのものです。

(けど、時間やお金に捉われない生き方なら、起業以外にもありそうです。)

……

「恋愛」でも、同じです。

あなたが片思いをしているとして

特定の「◯◯さん」とおつきあいをしたいけれど、それが叶わないとします。

あなたが恋愛に求めていたのは

人との関係が生む

「あたたかさ」や
「安堵感」という
「体感」だったはずなのに

「◯◯さん」を追いかけるほど

その人を振り向かせることに
必死になってしまい

あなたが求めていた「体感」のことは
いつしか忘れ去り、置き去りにし、見失ってしまうのです。

……

何をお伝えしたいかというと

あなたが欲しいものは

「具体化」された
「もの、ひと、こと」ではなく

それによって、あなたが

「感じられそう」な
「体感」が欲しいのだということ。

「もの、ひと、こと」という
「カタチ」を追いかけて

本来、自分が欲しているはずの「体感」は置き去りのままでは

何度も同じことを
繰り返してみたり…

やり方を変えてみたりしても
上手くいかなかったり…

時期を待ってみても
時期が来なかったり…と

「結果」は、いつまでも
手に入らないのです。

「カタチあるもの」を追いかけている限り、あなたが欲しかったはずの「体感」を見失っているから、手に入らないのです。

見えなくなっているのです。
見つかるはずがないのです。

……

もし、今あなたが

「叶わない」
「手に入らない」
「上手くいかない」

と思うことがあるのなら

それは、

「体感に戻りましょう」

という
あなた自身からのメッセージです。

ここで、最初の話に戻りますが

「人生は、配置(コーディネート)」です。

クローゼットに持っている服を
コーディネートして
今日も着ているように

「今、あなたが知っていること」で
「今のあなた」は

コーディネートされています。

もし、今あなたが
現状に満足していないのなら

「配置するためのアイテム」が
まだ足りないのです。

そのアイテムとは
逆説的になりますが

服なら…
あたらしい服を買うことですし

人生なら…
新しい「ひと、もの、こと」に出会っていくことなのです。

知らなかった「もの、の成り立ち」
知らなかった「ひと、の価値観」
知らなかった「こと、の奥行き」

それらとの出会いには
なんらかの「体感」が伴います。

それは、心地よく感じることかも、そうでないことかもしれません。

いずれにしても、それらは
あなたの「内側」を刺激します。

その刺激が

あなたが
あなたに還る
キッカケをくれる。

これが
「景色が変わる」
「世界が広がる」ということです。

外側への世界を広げるほど
内側への感度も、自分の足の下を掘っていくようにして、あなたの根が深まっていくのです。

あなたが欲しいと思っている
「もの、ひと、こと」は

目に映るものだから
それに捉われてしまいがちだけれど

そして、それらを持ってい人に
様々な感情を持つこともあるかもしれないけれど

あなたが
あなたの中の「体感」に還って

それに素直になれたとき

(素直にならざるを得ないほど、何かを感じ抜いたときだったりもしますが)

不思議なまでに
その「体感」を含んだ

今までは、知らなかった
今までは、目も向けなかった

「もの、ひと、こと」が

次々と、四方八方から
あなたがほしい「体感」をいっぱい抱えて

あなたを抱きしめに来る

のです。

願いは
叶えるものじゃなく
叶うもの、なのです。

あなたが、
あなたに
なるために。

あなたが
あなたの「体感」に
正直になるために。

そしてその「体感」に出会うために。

そのために、
今、現状、を味わっているのです。
……

最後に。

あなたの「体感」を無視するほど
現実は、痛みを伴っていくものです。

あなたが
あなたに
気がついてほしくて

苦しみや
悲しみを
自ら創り出しているのです。

その

「痛み」こそ「体感」に
「還っておいで」というメッセージなのです。

努力でも
方法論でも
テクニックでもない

それらを肯定も否定もしない
それらとは違う次元。

あなたの体は
どんな「体感」を

この人生で、味わいたいと
言っているでしょうか?

それを知るには、

「もの、ひと、こと」から目線をずらし
その目線を、自分の内側に向けることです。

今日は、自分自身の経験と
これまでご一緒してきた2万人の女性たちの傾向から

「願いが叶うときの特徴」

について、お話してみました。

さてそろそろ時間なので
次の会議に戻ります。

明日のブログでは、

「紗栄子さん」に見る
「人を惹きつける女の生態」

みたいな内容で、

モテる女の思考
モテない女の思考

について書きたいと思います。

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……

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